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Channel: 猫次郎のなんたらかんたら書き放題
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それが僕の希望

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5401. 買いかな?

「希望とは自分が変ること」そう書いたのは東大名誉教授、養老孟司さんである。彼の本は面白くてしかもわかりやすい。へそ曲がりだが、ずっと40年も死体ばかり扱って人間を死体から見て来たという特異な経験からの知見は只者ではないなあと思うので、新刊が出ると僕はいつも買う。82歳でお元気なのはきっと好きな事しかしないからだ。人間は好きな事をしている時が一番幸福で健康なのだ。だからずっと一生涯それをやれば良いのに、多くの人はその全く逆をやって病気になる。「我慢が仕事」なんて誰が言ったのだろう?きっとそう言った本人は我慢なんて自分では決してしないで、周囲を我慢させることが仕事だったんだろうと思うね。僕がまさにそうだったものね。「支配と被支配の政治構造」ってそういう事でしょ?
 
 「我慢が仕事」を馬鹿と言わないでなんて呼ぶのだろう。日本人の2人に一人がガンにかかって死ぬのは、やりたくないことをずっと長く我慢してガンになるというのも大きな理由だろうなあと推察している。僕の家はガン家系だから特にそう思うのだ。遅かれ早かれ時間の問題でガンになるとしてもそれを後らせるには嫌いな事をなるべく避けるに越した事は無いと思う。僕にとれば嫌いな事とは「奴隷労働」である。つまり金のために好きでもないことをやる事だ。
 
 日本という国は、世界でも一番金持ちで裕福な国(外貨準備がすごく多い)なのに、一番悲観的で自殺が多く希望が無い。それは日本人が基本的に馬鹿だからだと僕は思う。すぐに政府に騙される。すぐに上司や会社やマスコミに騙される。僕が馬鹿だというのは、日本人が自分の頭で考えて自分で行動して事態に個人的に対処するという当然の動物的行動が個人レベルでは全く出来ない民族というか国民性を持っているからだろうと思う。基本「誰かの言う事を素直に聞いて、そのように行動する」ことを善と考える変な集団行動様式があるようだ。まあ国家の基礎教育がそういう集団主義のいじめ体質になっているので、個人の力量のレベルでは全く使い物にならないことが多いのだ。
 
 国家、政府、会社、学校、組織が駄目ならそんなものには最初から期待しないで、自分個人の力で生きて行けば良いのである。嫌なことはしないで、自分の好きなことに集中して努力する。すると好きな事はドンドンと上達してそのうちそれで飯が食えるようになる。そうならない個体は自然に淘汰されていく。自然界の法則なのだから無理が無い。生き残るにはそれしかない。個人が何が好きかなんて誰でもわかはずで、別段探す必要なんて無いんじゃないのか?誰でも何かあるだろう一つぐらいは?大抵は嫌いなものの真逆にあるのが「好き」に近いものだろうと思う。生理的に好き嫌いというのはどんな人にも大抵はあるものだ。嫌いな女と結婚するより好きな女と結婚したほうが幸福に決まっている。自分でそう思うのだから、好きなことをすれば良いのである。
 
 僕は通勤電車と無駄な労働時間が大嫌いだった。リーマンだと安月給でそれを大抵は長期間強制される。少し出世して社長をやっても、やはりメルセデスでほぼ毎日通勤しなければならない。社員がたくさんいるから仕方が無いのだ。
 
 それならそうでない仕事はないか?と考えたら相場師があった。相場師には通勤がないし、無駄な労働時間はゼロだ。投機とは労働というほどの拘束もないし、好きでやることだからいくらでも努力出来る。毎日朝9時が来るのが楽しみだ。だからやればやるほど上達の可能性がある。それを邪魔するものはリーマンの時間拘束なのはわかりきっているのだから、スッパリ、キッパリ裁切る。人生であれもこれもは出来ないのだから、自分の好きに集中することが成功の秘訣なのはどんな業界でも同じだろうと思う。毎日が日曜日って実に良いよ。金はあるし暇もあるし、好きなだけ寝て好きな本を呼んで、好きなものを食べて嫌いなことは絶対しない。好きな人としか関わらないのだからストレスがないので基本健康で毎日が過ぎるのが凄く早い。1年はあっという間に過ぎて、もう64歳だ。40歳からの24年なんてほんと2、3年ぐらいの感じだね。
 
 損切りという行為が大事なのは別に相場に限らない。「悪い玉は直ちに消せ」というのは相場も人生も同じだろうと思う。すっきり単純で分かりやすいので成果がすぐに出る。ウダウダと悪い過去を引きずるような人生は見苦しいし将来ロクなことが起きない。裁切るというのは時間とリスクを切断することである。この二重の切断を「ダブルバインド」と20世紀最高の哲学者ジル ドゥルーズは呼んだ。つまり投機=資本主義とはこのダブルバインドの連続なのである。
 
 人間は死にそうになると本音が出る。昨晩、サンセットクルーズの打ち上げの海鮮バイキング宴会で隣席に座った美女、富士子さんがそうだった。昨年検査で乳ガンを発見して切除全摘をして、現在は復元手術待ちなのだという。47歳の妙齢にはきっとショックだったろうが、それをきっかけにして「好きなことを楽しく毎日実行する」という日常をおくる。和装は彼女のお出かけ着なのである。それで静岡和装街歩きに参加しているらしい。病気からの回復をブログにして書いている。好きな事をすれば運が良くなるのだ。だから昨日は大きなアワビの商品が当たった。73名でたった3人の当選だ。運とはそういうものだろうと思う。
 
 
 さて今週は米国で逆イールドが発生して株が売られた。NYダウが一時800ドルあまりの暴落となった。今後1-2年で米国が不況に突入するのはほぼ確実だから、世界中の株式市場で今後1年以内に大きな暴落が起きるだろう。日本では現在21000円程度の225が8000円以下に暴落するとずっと前から(18年11月から)僕は書いている。(その前に少し上がる事が多いけど、、)日本株は既にもう天井を18年2月と10月に打ってとっくに下げ始めているが、米国が大きく崩れれば世界の株式市場は連動して更に大きく崩れることは必至である。つまり投機家にとれば千載一遇の大チャンス到来という事である。ポジションはロングショートでショート主体で値嵩を売って暴落を取って行くということになる。世界で億万長者というのが一番たくさん生まれるのはこういう暴落の時期である。それは多くの買い手の資金が消失して少ない売り手の側に移動する現象を言う。比率95対5つまり約20倍である。暴落こそ投機最大の祭りなのだ。ここで投機家として踊らずに人生いつ踊るのか?(笑)
 ということで目先の底に達した5銘柄を8月16日の後場寄りで最小単位現物買いしてみた。売りが4000万に対して買いはたったの30万。まだ1%以下である。無論2週程度で戻れば「売り」である。 「売り」=現物売りと新規の空売りということ。
 逆イールドが発生したことで、自分を変えること、つまり売り専からロングショートに操作を変えること、それが僕の希望である。


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