これ安くて本格的なビーフシチューです。ドミグラソースなんて使っちゃ駄目よ。
男子が(あるいは女子が)一生を通じて幸福に生きる秘訣というのを真正面から考えてみよう。飲んで食って番って出して寝る。一生とはその質的な無限反復を言う。質は個人の才能と努力と運に依存するから最低から最高までいろいろだ。高い方が楽しいに決まっていると思うな。仕事なんて下らん事をしている時間は少ないほど宜しい。人生には金儲け以外にも素敵な事が多すぎると僕は思うな。下らん事は最低時間で十分だと思う。
時代と環境にも大きく左右されるんだろうが♂として選ばれる対象としての要素は以外と単純な気がする。♀は現実的で保守的だから(なぜなら生存確率を上げるのが♀の最大の母性本能だから)、駄目な♂と番う必然性は全くないのだな。♀♂で生涯未婚率に2割ほどの劇的な差異があるのはそのせいだと思う。駄目な男(あるいは女)とセックスする必然性は全く無いのである。それこそ時間の無駄である。それをすれば子孫がまた駄目になる遺伝確率が上がるからだ。この点でホモサピエンスは既に量的飽和点に達した感があるので、生存本能自体に瑕疵が生じている部分が先進国の個体では顕著に発生しているという自覚がないんだろうと思われる。まあぬるま湯に浸かり過ぎて大半が能天気なんだな。自分の遺伝子が生き残らないでも良いかというのは脳の損傷の程度が致命的だろうと思われる。(爆)
ここがポイントだが、その駄目かどうかという部分の具体条件は意外に昨今はプリミティブになってきた。イクメンとかカジメンとか、育児や家事の能力が優れていることが♀に選ばれる要素で大きな比率になってきたのは、♀も外で働くことが当然視されるようになってきたから雄が家事をやるのは実際の毎日の生活に必然的に不可欠の要素になってきたからだ。「飲んで食って番って出すこと。」生命はこれ以外の要素で生存の決定因などないのだが、そこを押さえている個体は多くないという事実である。多分大半が馬鹿だから?(爆)
他にも後期資本主義体制化という特殊条件下では稼ぎがデカイ、金持ちだ、頭が良い、コミュ力が高い、生殖能力が強いとかいろいろあるんだが、要は個体としての生き残りやすい特性を持っていることだ。
昔のように♂が一家の長として大きな所得を得て家事にお手伝いさんや執事を複数雇えるようなスケールの富豪は例外として、普通の一般家庭では自分でやるか、アウトソーシングで買うかしかサービス使用の選択肢は無い。コンビニが流行るのは、家事サービスの最大項目=料理と食事を手軽に製品として手軽にいつでも少量でも買える(弁当とか調理品とかお菓子とか)。だから親が富豪で自分も一生富豪だという人は別として99%の人は自分で基礎的なサービスを上手に日常的に実行できることが幸福の前提条件になると思う。つまりソロライフであろうがペアがいても子供や孫がいても、基礎サービスがちゃんと上手にできる事が幸福な生活の基本である。金の要素も無いではないが、たくさんあれば良いというものだけでもないなと思うのだ。あっても上手に実行や使用できないなら馬鹿と同じで豚に真珠。
ソロライフの時代前期(結婚する前の時代)とソロライフ時代後期(離婚後の時代と片方が死んでソロになったシングルアゲインの時代)のどちらでも、健康で料理が出来て家が奇麗に整って清潔でマシな身なり(服と車)がある事が♀の排除条件を覆す最低限度の常識性、社会性の自由度の担保価値ということだろう。高潔なイデオロギーの病弱で不潔で貧乏な革命家なんて絶対にモテナイのだな。そんな青臭いガキよりメルセデスやジャグアーで迎えにきて、素敵な別荘でカリフォルニアワインなんて開けて素敵な肉料理と温泉でモテナシて、ジルドルーズやミッシェルフーコーの存在論を語るキザなインテリ金持ちのほうが数倍モテルに決まってらあと経験からは思うのだ。
「数億は余分でいらない金があるから、結婚して仮に俺が先に死んだらいくらかは多分遺産があるぜ」とわかりきった男なら金に困った美女がいくらでも集まるのは四国の富豪を見ても明かだろう。年齢差があるほどその確率は上がるから当然な組み合わせということになるんだな。特段、愛も糞もないんだなあ、幸福っていうのは現在の現実生活状態を言うのであって、それに近いのは何か?を真面目に考えて今すぐ実現する必然性がある具体物なのだ。そこのリアリティに男女差が顕著にあるから、未婚率の男女差が埋まらないのである。田舎暮らしが嫌いな女は都会のリッチライフと便利が好きなのである=つまり貨幣経済が好きなのである。
赤ワインに一晩つけた伊豆牛
さて肉料理が好きな女子が激増中だ。肉料理は魚と比べて作るのはすごく簡単だ。火加減と副素材と調味料でほぼ決まるから金と練習で少しやれば馬鹿でも上達する。焼き肉なんて良い肉と備長炭とロースターの良いのがあれば専門店に行く必然性なんてほとんどないよ。馬鹿でも出来るから。
少し手がっかったビーフシチューでも素材の肉の塊の善し悪しで味の7割ぐらいが決まるが僕は大仁という場所にある伊豆牛専門店(牧場が経営する平井精肉店という店)の角切りを使用するのだが、このブロックはデカイ。1ブロッグが80グラムぐらいと巨大だから、普通の肉屋の4倍ぐらいのサイズだ。刺しの入り方も上等で、とにかく飼料が一流なので肉質が素晴らしい。それで100グラムで450円とバカ安いのである。これを食べると他のブロック肉は食う気がしない。4人分で600グラムとして肉だけで3000円だ。これぐらいの材料を星レベルのレストランで使用すると一皿5000円は当然だと思うな。4人で食べてワインを開けると安くてまあ8万前後だろう。そういうレベルの幸福を自分で作って食べるのは楽しいなと思うよ。レシピはルマンジュトウの谷さんのが良いよ。
平井精肉店は通販もやっているからまとめて3万ぐらいいろいろ買って冷凍すると便利だ。昨今は冷凍庫の良いのが安く売ってるから(コストコなら300Lで数万だ)良い材料をネット宅配するほうが日本中から良い食材を買えて安全で便利である。外食なんて何を使っているかわかったもんじゃないから安いのは危なくて食う気がしないのだな。
三角関数やマーケティング理論や英語教育の強化も良いが、ビーフシチューの美味しい作り方とかカルビや鮑の美味しい焼き方やわかりやすい幸福実現のための具体策を教育をしないんだろう?馬鹿じゃねえのかなあ?大量に忠実な愚民を作るという目的しか持っていない公教育の欠陥を親が指摘しないからなんだろうなあ。愚民再生産システムの確立が自民党のやっている教育改革って事なんだけどなあ、、。