八年かけて陽線累計50本で大天井した1719.
今後、累計37本は下がると思うな。
天井した3107,底は2025年150円か?
月足陰転した平和不動産
線は手書きで
いまは、ほとんどの人はパソコンから相場のチャートを打ち出しているが、相場を実際に張って、相場からお金を取ってくる人は、やはり自分の手書きの罫線でないと、相場が伝わってこない。
印刷物の解説やレイアウト用にはそれでもよいが、相場実践には毎日自分で記入したものでないと血が通わない。仮にそれをスタッフの誰かにやらせても、これは駄目である。
良く乗馬で鞍上人なく鞍下馬なしという名人、達人の境を言われるが、建玉が苦しい時に、なんとかならんかと線を見るのではなく、相場はいまどのような気持ちであるか、医者が患者の胸に聴診器をあてるような気持ちで冷静な立場に立って線に問えば、必ず答えてくれるものである。
鏑木 繁 「罫線の法則」より抜粋
鏑木さんのことを知っている人や彼の著作を読んだことがある人のほうが稀な時代になったと思うが、故人は、大阪の投資日報という相場関連書籍の出版社の初代社長だった。いろいろ相場関連の本を出して実に有益な資料をたくさん出していて、僕も10冊以上は持っている。林の爺さんと同様、北浜の古の相場師でもある。
実践家で相場を知っている経験者でなおかつ成功者(死ぬまでにそれなりの結果を出した人)の言う事には、必ず重要な行為の要素が書いてある。罫線一つとっても、「自分で手書き」することの意味を経験的に書くということは、行為を習慣化することの意義が成功要素の大きなファクターであると経験的、確率的に知っているからである。「パソコンのチャートでは駄目だから手書きをしろ」というのが成功した古の相場師のアドバイスなのだから、素人は素直に聞く以外に成功へのアプローチは無いわけだ。自分でやらない限り出来るようにならないのが相場というものである。場帳とグラフの手書きは相場のスタートであり、これなくして個人の変動感覚の醸成など望むべくもない。
毎日、どんな銘柄でも価格変動が起きて、上げるにしろ下げるにしろ変化が起きるのから、玉を建てて増減して手仕舞すれば価格差が起きて、それが+なら利益、マイナスなら損失が起きるのが相場というものである。
僕はほぼ毎日、自分の売買をそのまま貼付けているし、通信には連続譜を数ヶ月分まとめて固定銘柄の売買譜を30-40回掲載している。結果は全て売りで入って98%ぐらいが利食いで終わっている。
理由は手書きで場帳とグラフを毎日人より少し多く書いているからである。
「目を瞑ってやっても馬鹿でも取れる」とう風に感じるまで書き続けるというのが相場上達のコツだから、時間させあれば書いているのが良い。何をどう選び、何をどうすれば良いのかが自然にわかるようになるまで、ずっと書いているとわかるようになる。まあグラフなら1000枚か2000枚か、場帳なら2万枚か3万枚か書いていると自然にわかるようになると思う。相場とはそういう単純な反復の累積のことである。