ヤフーブログにはアクセス統計というおまけがついている。僕の直近の統計だと、毎日のベージビューが2400前後、訪問者数が500前、検索キーワードは「猫次郎」あるいは「白猫次郎」など。
性別は♂が85%、♀が15%、年齢層は40代27%、50代27%、60以上26%、30代14%、20代5.5% 10代1%となっている。
どんな業界でもそうだが、天才は幼少期から専門に一つのことを人に多くを教わらなくてもずっと続けて、動作が全て反射的によどみなく動くという特性がある。ピアノ、囲碁将棋、テニス、水泳や野球ととにかく例外は無い。プロ相場師も同じで例外は無い。
毎日来る500人のうちで、プロになれそうな人は30代以下の多くて20%の人の中の多くて5%だから500人の20%の更にまた5%だと最大5人ということになる。やるべき事を確実にこなして、適度に練習を怠らず、相当規模の資金の準備が出来て、さらに運の強い人ということだから、まあ5人もいれば多いかねとも思う。40代以上の80%はまず絶望的に不可能で、理由は人生の残り時間がない、変化に対する思考と行動の柔軟性が無いという理由である。
教えるのは道楽だから、僕はこの5人に向けて全てのテキストを書くと同時に、絶望的な95%に向けては、実力で勝つのは無理だし、大半の努力はすべて無駄になるだろうから、手抜きでなんとかマグレで当たる方法を書く。そうしないと希望がないからだ。金が無くても幸福にはなれるが、希望がないとそれは無理だろう。だからわずかな希望を書くが、それは大半が実現しないだろうと思う。人生とはそういうものである。
さて金曜日には地獄の鍋の底の蓋が開いた。さすがに先進国英国の民主主義はグローバリズムを否定して自国の独自性に回帰しようとしているから、これを見てある意味でバーニーサンダースとトランプは喜んでいるだろうと思う。方向と思考の差があってもこれから彼らが行おうとすることは「社会革命」であるのだから、経済的な成長などという概念は当面の政策目的には入っていないからである。キャメロンが敗北によって退く。阿部とメルケルがこれに続くのか?当面の政治的な関心はこれにつきるが、両国とも「変化したくない国民性」という意味ではしばらく絶望的なんだろうと思う。
2、3、5、8、13、21、34、55、89,144,233,377
この数列を見て「ピンと来た」人はセンスが良いと思う。知っている人が多くはいないのだが、フボナッチ数列だ。まさに酒田罫線の向かい玉のポイントそのもので、バランスの美意識というものには世界で共通のものなのかと驚く。バランスを欠いている状態というのは長くは維持できないというのが宇宙の法則なのかもしれないとも思う。
現在、日本の株式市場で最も取引金額が大きいのは1570 野村日経レバという銘柄だ。15年6月24日が年初来高値で18830円をつけていたが、1年かけて今年の6月24日金曜に8760円の年初来安値を叩いた。1年間、ずっと下げっぱなしの暴落で半値以下に叩かれてまだ止まっていない状態である。つまりこの1年は「買いから入った玉」はセンスが悪くて効率も悪かったという事で、「戻れば売れ」とずっと僕の書いたようになって来た。売ればどんな馬鹿でもそのうち利食いという事である。それが出来れば金なんて向こうからやって来るから金儲けは実に容易である。自分が出来ていないとすれば少なくても感覚が鈍くて相場には全く適性がないから損切りして諦めて相場は辞めろ。家族が悲しむ前に辞めないとどこかでいつか金塊を盗んで捕まるか電車に飛び込む馬鹿になると思われる。
さて2/8の安値を下に切ったものが増えているということは、一番底はこれからつけるという意味である。リーマンでも、大震災の安値でも必ず数ヶ月以内に大きな深い安値の2番底が必ずあるものだ。今回も恐らく日柄と黄金分割から7-9月期のどこかでそれをつけるだろうと思われる。そのコツンと来た所を4年ぶりに貴女は大きく買えるのか?そしてそれまでは売り続けることが出来るのか?という部分が相場の胆という事になるんだろうと当て屋の猫は感じている。前回13年に210円で売ったエンシュウ製作は56円と1/4に叩かれた。398円で売った光世証券は96円を叩いた。どれも4倍以上で利食いをしたものばかりだ。半値八掛け2割り引き以下に(絶対安値といわれる水準)を下に切ったものが表れた。そろそろドテンの準備をしたほうが良いだろうと当て屋の猫は思う。