先月は半年ぶりに4100の試し玉を建てて蓋をしている。
249 -1 と買って 258 1-と翌日蓋。都合 1-1のポジションのままで一月放置した。別段安値の持ち合いで284まで1割戻して上げ詰まりの感じで、今後のした抜けを待っている気の長い話しではある。急いで売買してもどうせ多くは儲からんのだからまあ気長にポツポツとチャンスがあれば拾えば良い。
2012年から理想的な3段上げをしている低位株も無いではないが、実に少ないのだから、投機熱が日本株に押し寄せているような盛り上がりは今はない。
まあなんとか30年も成長しないGDPと個人所得の減少、人口減少はこれから50年で本格化していくのだし、円高と人件費の削減のための海外生産が本格化して、なんと百貨店の国内売り上げはピーク比で4割減というのだから、庶民の大半は不景気が常態化してしまったようで、どうやら階級社会が日本でも定着しそうな勢いだろう。国内の不動産の15%が現在空き家だそうで、2030年には1/3がそうなるということで、個人資産の大きな割合が不動産といういびつな日本人の資産構成は今後、老人を中心に大幅な貯蓄不足や破産が起きることが確実だろうと僕は予想している。
田舎のホームセンターに行くと500円の中国製のビーチサンダルを売っているが、一方で200万とか150万円のイタリア製のクロコダイルの靴を何足もオーダーで作る人がいる。
1000円か2000円のデジタル時計を売っている反面で500万とか1000万の手巻き時計をいくつも持っている人がいる。単価で4000倍ということで、同じ惑星の同じ国家の人類でも、行動も思考も感性も甚だしく異なる世界に住んでいるということが起きているが、不思議に豊かになった僕には一向にその自覚はないんだね。
孫に夏の服を御殿場のアウトレットで買って、マダムにも夏の麻の服をプレゼントして
島田という場所の大きなバラ園を見に行って、帰りに400年続いている丁字屋という自然薯の飯屋に寄った。天井に広重の東海道五十三次の版画が飾ってある。僕は関西弁のえげつない娯楽小説を10冊ほど読んでいる。黒河博行はそれでも直木賞を取っている。探偵小説でもヤクザ小説でも、関西弁のわずかな差異?(河内弁とか京都弁とか広島弁とか)が売りなんだろうと思う。どうしようもないオバカな男というのは確かに面白いね。同じ犯罪小説でも高村薫が書くと大阪人でもこんなに変わるということは、性差という他ないんだろうか?
今夜はホームパーティーだ。おばんざいを7品ぐらい作ってみる。土曜日に昼から5時間料理をするのが僕のお仕事である。
海老のアヒージョ、ブリの自然薯かけ、ひじきの煮物、小松菜の胡麻和え、豚肉とジャガイモの煮付け、茄子とキュウリの浅漬け、しらたきの明太子和え、これに茹でたブロッコリーとブレッド&サーカスの厚切り食パンをこんがり焼いて、アヒージョのオイルをつけて食べます、白ワインと冷やした日本茶で。
カフェ伊豆山の初夏の老人向けご飯です。