『亭主、元気で留守が良い。』というのは好景気の頃の日本の専業主婦のライフスタイルを表象するワーディングであったと思う。このひそみに習って「ワイフ、元気で留守が良い。」というのは不景気の日本で(一部の富裕層には好景気だが)、専業主夫の新しいライフスタイルじゃないかとなんかトレンド雑誌の記事にでもなりそうな僕の老後の毎日ではある。
なんせ仕事も趣味も無いのですごく暇である。そのくせ小金は使い切れないほどたくさんあるので、欲しい物は何でも値札を見ないでいつでもいくらでもいくつでも買える。時間も24時間、自分の眠る時間、食事を作って食べる時間、洗濯する時間と入浴する時間以外は(この合計は毎日多分12時間もないだろうと思う。)すべて自由になるのがマダムがいない火曜日から土曜日までの4日間である。だから何をしても良いししないでも良い。
ということで昨日は冷やかしにまた湘南Tーsite という蔦屋書店と平塚のララポートに行った。1月に2-3回のペースで行っているが、台風あけの火曜日は、西湘バイパスが災害復旧のため全面通行止めで大渋滞となっていた。通常は片道高速を使わないで行くと130分ぐらいでつくのだが、昨日は200分以上かかった。通常の燃費は下道でも7-8キロは走るCL55だが、昨日は5.5キロだったからほとんど半分ぐらいは渋滞に捕まったと言えるだろう。走らないと疲れるという都会のなつかしい気分を久しぶりに味わった感じだ。都内にいた時はこれが普通だったという事は、便利な暮らしをしようとすれば混んで身動きが取れないのは当然の前提だった都会暮らしということで、エネルギーの無駄と浪費に支えられてこのニホンの資本主義は成立していると言えようか?
ユニクロでベトナム製の起毛のチノパンツを買ったが、期間限定価格で1990円の特売である。以前、この業界にいて自分が初めて就職した会社でもチノパンツを作っていたが、当時の価格は5800円(税別)だったからちょうど1/3になっているということで、40年間でデフレのせいで価格は7割引になっているということだろう。ご苦労なことできっとベトナムさんみたいな人が現地に駐在して縫製の監督や検品を大規模にされているからこういう高品質で廉価な製品を僕たちが買えることになるんだろう。現地スタッフの方々どうもありがとうございます。低価格品を作るということはだからリーマンの月給が上がらないのは当然だと思う。当時の僕は入社4年ぐらいでたしかサラリーで500万、バイトで800万、相場で400万ぐらいのギャラだった。(26歳、マダムと子供1)中古の黄色いメルセデスに乗った労働組合の初代委員長だったが、まあ変わっているほうだったと思う。バブルの前だったから、とにかく買えば株が儲かる。太陽誘電とか三菱地所とか100万単位でバカバカ取った記憶がある。大学を出た時は600万ぐらい現金があったし30歳で会社を辞めた時は2500万ぐらいキャッシュがあったのでそれを元手に会社をやったのが当たって、年収がなんやかやと30代前半で5000万ぐらいにすぐになった。だから金に個人的に困った記憶は学生時代以外には全くない人生でここまで来たねと思うが、そういう話しをすると嫌がられる事が多い。きっとみんな金では結構苦労している人が多いんだろうね。でもそんな苦労なんてしないほうが人生は楽しいと思うな。「金って脳内幻想なんですね。」って言ってダレも信じないなのだけど。色も欲も脳内幻想というのはドゥルーズを読んだらなるほどと思うよね。だから幻想にいちいち煩わされるような生活はご免被りたいし、自分の気に入ったものに囲まれて静かに楽しく暮らしたいよね。この腐り切った資本主義がどうなろうと知ったことじゃねえよ。
そうそう8月ぐらいから推奨していた金融株がやっと少し戻り始めたようだ。ぼくは4銘柄(8303,8411,8585,8617)30-40枚をリズムで数枚クルクルしながら買いっぱなんだけど、少し評価益が出ている。(実現利食いも分割で4回転している) まあ押し目を(場帳で陰線2本後の小安い場面を朝也で分割で買うだけ)買えば目を瞑っていても100%利食いだから、一番簡単にバカでも取れる場面と言える。押し目買いだけ出来れば誰でも100%利食いだと思うから、初心者には良いスタート場面だろうと思うから買い推奨したのだね。クルクルのインターバルは休み2回でぴたっと来るでしょ?基礎だけ繰り返すだけのことで、利食いが出来なくなれば一端は天井なんだから逃げでも宜しい。まだ本気でエンジンがかかるのは先だと思います。
1日で30枚が2円上がると6万円。50枚だと10万円。昨日使ったのはガソリン入れてチノパンと本を買って食事をしても2万円。4-8万円残るよね。ピケティーの言う通り r>g となるでしょ?だから金の欲しい人は(幻想を信じる人は)働いたら負けなんでしょ?(爆)