8585 8万株 7000株 僕のポジション
8411 2万株 13000株 同
ベトナムさんのブログを見たら、8585の月足グラフからなんか嫌な感じがするので、8585を3万減らして8411を3万増やして、等株に揃えると書いてあった。待ち受けを変えるという事らしい。
ベトナムさんは好きなものにバイアスをぐっとかけて玉操作の腕で勝負をかけるようなタイプのうねり取り、リズム取りが上手な相場師だから、決め打ちがきっと好きなんだろうと思っていたが、現実の動きが芳しくないと即座に修正打を打つのは上手いなあといつも思う。このダメなら落とすということが普通の人はできないで、現実に引きずられて大損することが多いのだ。ベトナムさんは未然に失敗を回避する能力があるのだが、そういう力量がある人は投機家1000人にほんの数名だろうと僕は思うな。感覚が良いということだ。これは道具の整備が効いているせいも大きいと思うな。ど下手な大半は道具が未整備だと気づきが遅れてズブズブと現実と一緒に沈んで行く。(笑)去年損をした人は全員そうだろうと思うな。
僕も鈍いのでどれが来そうかなんて全く予想しない。というかするにはするが当たった試しが無いし、マグレ以外には全く当たらない。そう最初から思っているので、最初からあまりバイアスをかけるような待ち方は気が小さいからしないのね。これも個性だからどれが善し悪しということではない。
予想が当たるようになるのを上達するのはいくら経験を積んでも無理だと思っているし、無理なら努力の余地は元々ないから、もっと上手くなる可能性の要素をどうにかするほうが理にかなっている。自分でどうにかなるのは、資金管理と玉操作ということに尽きるのだから、それ以外を上達の目的にするのは無意味だと思うな。
相場師って大衆と自分を差異化するのが生存条件のポイントだから自分也のやり方を極めていく以外に生き残る術は無いと強く思うな。それでも僕の比率は1対2ぐらいで8411のほうが多い。まあ意識していないのだが、ポツンと買って行ったら結果的にこうなったというだけのことで、いずれも100枚はそのうちには買うつもりだから、まだ試しの段階で枚数は特に意識していないのね。大体10枚前後という感じ。他にも8303が9000株、8617が5000株とバラバラだ。どれも冗談ぐらいの数量だからまだ試ししか買っていないし、どれにバイアスを置くのかも決めていない。そのうち波に合わせて自然にみんな100枚に近づくことになるんだろうとは思うが、どんな順序でそうなるかまだ僕にもわからないのだねえ。そんなのは俺に聞かずに波に聞いてくれと思うな。チャンスが来たものから増し玉になるのだから、まだ来ないうちは建てないだけのことだ。
仕込みの失敗で一般的に一番多いのは、買うのが早すぎる、売るのも早すぎるという事だから、それを修正するのは、大衆より全部少し遅れて動けば良いということになる。月足を見れば一端トレンドが出れば、上下どちらにでも3年ぐらいはうねりながら動き続けるのだから、自分がどこでどう動くかというイメージは、上げ相場だとすれば、最初は
1 押し目買い
2 突っ込み買い
3 戻り売り
4 吹き値売り の4つしかないわけで、値位置が高いほど、4に近いほど熟練を要するということが最初からわかっているのだから、なるべく容易な場所で容易な操作のほうが失敗が少ないから儲かるのだろ?つまり1と3の組み合わせが一番楽だということだ。2と4だと値幅がある分だけ難しい。まあ難易度では8倍だろうと思うな。だからそういうのを狙うと手が荒れる。出来ても荒れるから続かないことが多いな。1-3の平易な反復を10-30回ぐらいきれいに出来るようになると、たまたま2-4に出くわしてスンアリ取れるということを経験する。そうやって段々と上達の階段を上がって行くのだねえ。2-4のマグレがそのうち自然に出来るようになるのはかなりの時間がかかるし、狙って出来るものでもないなあと思う。たまたま出くわすのだが、そのたまたまの頻度が不思議に上がってくる。つまりゾーンに入ってくる瞬間が続くという事なんだが、体験した人以外にはチンプンカンプンの世界なんだな。こんな「操作のやりかた」を書いている奴はほとんど誰もいないだろ?ということは投機家全員が騙されているってことなんだが、その全員に自覚なしってくらい救いが無いほど程度が低いって事だろ?
弟子にしろというズーズーしいKEYさんという人がいて、彼は「クルクルがしたい」という切実な願望があるので、道具と方法とをなるべく詳しく書いている。まあ僕のブログの読者の多くがしたいのはこういう動作なんだろうから(これが出来れば相場だけで食えるからだ)、ちゃんと基礎を地味にコツコツしろとクドい話しを僕はもうずっと10年ぐらいねこ塾の頃から書いているのだが、なかなか出来るような人が出てこない。その理由が僕にもわからないのだね。やり方は100%公開しているのに、僕と同じような人が生まれない。僕のやり方とは少し異なるが、40歳ぐらいの魔法使いの弟子さんという人は、為替で同じことをしている。彼も林さんの弟子だと思うな。
僕は株の多銘柄分散だが、彼はドル円ほぼ一本でデイトレでそれをしているが、時間足を手書きでやっている。彼も文学趣味が同じで、ジョルジュバタイユなんて変な作家をよく読んでいるから、力のバランスとか力点とか美意識とか通底する部分が似ているんだと思うな。「魔法使いの弟子」というのは実はバタイユのエッセイにある記述なのだね。審美的な哲学者で今時全然流行らない。でも相場とどこか通底するのがわかるんだなあ。名著「呪われた部分」を書いているが、資本主義とはまさに相場師にとって呪われた部分なんだな。人が人を食う世界なんだから、、。
シホさんの時もそうなんだが、例として具体的な細かいことをその人に応じて僕は結構細かく書く。
書くポイントは、「動作」についてと「道具」についてだ。僕の書く価値について読み手は理解できない。(100%無理だと思う。)でも後で言った意味がわかる人がわずかに出てくる。その比率はきっと1%ぐらいだろうと思う。99%に理解されないから多数決では正論とは言えないと考えるだろうが、生き残る、勝ち残る、成功する人はそのたった1%なのだ。だから自分がその1%に残るためにはわかるまで続ける以外に方法論は無いのだな。だから僕は弟子を取らないのだね。同じことが出来ないのが最初からわかっているから無理だからだよ。
本当に能力がある人なら僕から何も教わらないでも自分一人で同じことが全てできるはずだからだ。ベトナムさんや総長が良い例だろう?