退院してやっと1週間が過ぎたが、咳などは少し減ったが気管支の喘息というのは劇的な回復というのは無いらしい。温度や湿度が少し変ると途端に咳き込む。こんなことは初めてなので戸惑っている。
なんとか騙し騙し、朝早く起きて、食事を1日3回規則的に取って、投薬をする。温泉に入って早めに寝る。部屋を暖めて、しかもあまり乾燥させないようにする、とかなり面倒くさいことを一人でやるのは大変だね。
「お一人様の老後」というのが僕の場合は4年前から始まっているのだが、入院が必要な大きな病気をしたのは最初だから、いろいろ困る事も多いのだ。60前後で死ぬ人だって相当数はいるのだし、事実僕の父は61歳、婿の父親は57歳と早かった。心筋梗塞とか脳梗塞とかだと一瞬で死ぬから「ご本人様は後腐れなく幸福だろうが、残された家族は突然でショックが大きい」のだと思う。別段もうやり残した事は無いし、いつ死んでも良いかとも思うが、マダムにそう言ったら「まだ金が足りない」そうだ。もっと欲しいという事で、「一体何に使うのか?」と不思議でならない。沢山無いと不安ということなのか?あっても使いもしないのは意味が無いと僕は思うが、こういうのは夫婦でも意見がちっとも合わない。
「浪費するアメリカ人 なぜいらないものまで欲しがるか』 ジュリエットBショア という岩波文庫を読んでいる。贅沢病というか過剰消費癖というか僕のかかった病気に似ているが、結局資本主義の社会で経済的な成功を目指せば、誰でも似通ったような急がしさを免れないのだろう。「過剰」が常となってやがて病気になる。僕の場合は「喫煙」が過剰だったのだろう、47年もずっと毎日ピースを1箱以上コンスタントに吸っていた。雨の日も風の日も欠かした事は無い。それで気管支や肺が酸欠になって腫れたという事なのだろうと思う。現在は炎症を止める対症療法をしている所で、喫煙はしていない。「禁断症状が出るかな?」と思っていたのだが、別段そうでもない。在庫のタバコやシガーは全て入院中にマダムに棄てられてしまい、ライターも灰皿も一つもない。強引に強制されている。
いつ死んでも50歳を過ぎたら不思議は無いのだから、出来るうちに出来る事を具体的にしておくほうがお得であると思うので。今週は2回、夕飯をごちそうを食べに友人と出かけてる。運転を任せて助手席にいると普段と景色が変って見えるなと感じた。今後は自分で運転しなくなるケースも増えるかもしれないから、それなら運転席よりも後部座席が良い車がいるなあと思う。はやり足を組んでも当たらない広さとなると5Mオバーのリムジンでないと無理だろう。ベントレーフライングスパーは良いねと思うし、メルセデスならマイバッハ、ロールスならゴーストが良いのかとも思う。
12月の頭から相場が忙しくなって、毎日毎日、売りと落ちの繰り返しばかりしている。400回以上やって、随分と利食いが伸びた。猫のクルクル売買と言って、異銘柄の鞘の変動を見ながら酒田の新値を逆張りで売り上がるという単純な方法だが、組み合わせと回転のコツが慣れがないとバラバラになって自滅する。(爆)3、4ヶ月も真面目にやるとどんな高級車でも買えるぐらいには取れるのだが、まあ結果はもうどうでも良いのでほとんど全部をシホさんのサイトに書き込んで、「こんな具合で転がすとロールスロイスが買えますよ」という見本ぐらいにはなるんだろうと思う。
昨日の夜のニュース番組で、引退族が証券会社のセミナーに随分真面目に通っているそうだ。これだけ下げれば足が遠のくのが普通だと思うがそうではないらしい。数名がインタビューに答えていた。
「こういう乱高下の時はジッと我慢して嵐の過ぎるのをジッと待つのが仕事です。」とキタモンだ。
奴隷根性むき出しで、とにかく仕事というのはまず「我慢をする事」だと数十年に渡って刷り込まれている。こういうのが100人ぐらいいるから僕のような反対の人間が儲かるわけで、「鴨バンザーイ!!」と嬉しくなるのだが、こういう鴨は自分の頭で思考するという事が今までの人生で一度でもあったのだろうか?と聞いてみたい。(爆)
「あのさ、現在は株は上がっている?下がっている?」と聞いたら彼らは「下がっている」と答えた後で「そのうち止まって戻る」と希望を言う。まあそうなんだろうが、現在の事はどうするんだろう?
「上げても下げても相場では利食いになるんじゃないのかい?」
「上げの時は買い持ちで、下げの時は売り持ちでって事だろ?」
「でアンタは買い持ちだね?だから損だろ。早く売って逆指ししないの?』と聞くとポカーンという顔をしている。目の焦点が合っていない。
やはり日本人は馬鹿が大半(98%)だと思う。基本的な事を全く理解できないのである。金になる筈が無いよ。