「痩せる」必要性があると自分で書いているにも関わらず、散歩してスーパーで買ったのが本マグロの刺身だったというのは笑える。やる気が無いというか、食い意地のほうが強いというか、880円のが3割引きの616円でごっそりと残していたのだ。多分あと2時間すると5割引きになると思うが、これで宜しい。500円以上のものは売れないのか?そんなにケチケチしてどうするのだろう?金は天国には持っていけないのを忘れているんだろう。馬鹿という他無いね。
マグロはネタが脂っこいので、僕は軽いズケ丼にするのが好きである。
醤油1対酒1の割合で一煮立ちする。それを冷まして、ワサビを加えてマグロを10秒ぐらい潜らせる。ツケッパにすると醤油が入り過ぎてマグロの風味が死ぬので、時間がポイントだと思う。ここに刻んだ大葉とかショウガを乗せる。
シャリは僕は酢飯が好きなので、鮨酢を振って、胡麻と揉み海苔を散らして何なら刻みネギを加えても美味しい。これにみそ汁(インスタントでOK)とお茶である。締めてきっと700円ぐらいだろうと思う。
熱海の海鮮丼屋のマグロはもっとマズいが2500円ぐらいはするので、自分で作るほうが1/4で豪華で上手くて安いということになる。料理は工夫とセンスと手間だから、男は定年になって暇になったらするほうが良いと思う。
老人介護施設を見ると、男の人はポツンと一人で孤立している。黙って固まってそこにじっとしているだけだ。笑いもしないし、ただ呼吸しているだけの存在で、生きているのか死んでいるかよくわからない。どうしてそうなってしまうのか?と言えば、個としての生きる力が弱いのだ。それは「感覚と反応する力」の絶対的な不足に起因している。動物としての絶対的なフィジカルな感覚と快感が弱いせいでそうなるのだろう。染色体が1本少ないという部分が決定的に不利なのだ、「喰う、寝る、遊ぶ」というフィジカルな三要素の訓練不足だろうと思う。考えないで感じて身体が動くという部分までフィジカルを高める必要性があるのだと思う。