伊豆半島の背骨、亀石峠付近には鹿が谷公園がある
誰もいない山桜が満開
熱海駅から山道を18キロ、猪と鹿しかいない。
熱海、静岡への移住生活は大成功だったと思う。ほんわかした緩い時間と空気の流れというのは、都会で生まれて57歳までずっと東京にいた僕には実に新鮮で喜ばしいものだった。
東京に帰って暮らしたいとは思わない。空気と水は汚いし、家に温泉がないし、駐車場は毎月1台4万円もするし、家賃は現在の管理費の5倍もしたし。東京よりハイレベルな生活が実際には1/3程度のコストで出来るのだから、相場師のようなどこでもドアの仕事には最適な場所だと思う。レストランと映画館がないぐらいは我慢しよう。(笑)あと、都銀がない。でも郵貯とスルガ銀行はある。
物質的には不便で少し困ることもあるし、東京のように金だけ出せば何でも買える生活とは随分と異なるここの暮らし。それは誰もやってくれないなら、自分で作る、自分で探す、自分で調える以外に方法がないのである。つまり金の役目が低いのね。
だから稼いでもあまり意味が無い。東京の半分で十分な生活が出来るというような量的なレベルなのだろうと思う。
相場師は東京でも熱海でも、仕事の内容は別段ハンディーはないのだから、上がりは同じか、それ以上になる。だからウハウハで金が余るが、子供や孫がいるので彼らにたっぷりと贈与することが出来るだろう。
現代日本の一番の贅沢とは子供をたくさん産んで育てる環境に生きることだ。共働きだとそれがなかなか困難であるが、相場師なら楽勝だねと思う。
山桜を満喫しながら、そろそろ総強気の米株市場も天井臭いねえと思う。
記憶では2007年の10月がこういう空気感だった。NYダウだけ新高値を取ったが東京はまったく届かず崩れた。
アームが120円から2000円以上に化けたが、その後叩き売りで400円まで突っ込むことになった。FAIクラブが除外連発でどうしようもない状態になったのが翌年であった。
死んだ林の爺さんは2008年1月13日に総投げ丸にしていたと思う。