Quantcast
Channel: 猫次郎のなんたらかんたら書き放題
Viewing all 1052 articles
Browse latest View live

10年は一昔

$
0
0
イメージ 1


 1899          1215       -1と買い落ちして
朝成りで  4043    259  1-   と売っていたのを、一旦 254と買い落ちして、また今日は戻している7735(金曜に落としている分)をまた  927  1-と売り直した。
目を瞑っていても今日も3万取れたね。ソニーも落ちれば6万だね。10日で60万、20日で120万あると老人二人なら十分に贅沢な暮らしは出来るだろう?家もある、車もある、何でもある、金もあるという老人にとって面倒でも月給的に取るのは、納税したいからであり、世の中のためにはなるからね。不幸な人にお金をやるなら、税金を納める以外に公平な方法論はないはずだね。

売買の行程は実に単純で、異銘柄を使った鞘の大小に着目した逆張りの単純な分割操作に組み合わせの反復で、方向は「何でも戻れば売って、買い落ちする」という一方向しか今はしない。難しい事をすると失敗するのだから一つ出来るだけで良いのだね。そのひとつがほとんどの人は上手には出来ないで損になるね。

金曜日は1332も2枚落ちたが、今日は半値戻り臭いから、明日も陽線ならまた売り直しということになるのかもしれない。いつも同じものを日柄を跨いで反復ばかりすると、「強度」と「加速度」というドルーズの意味がわかるはずね。資本主義の力学を理解する意味がそこにはあるんだよ。
2/8安値からすでに13週(60日前後)ということで、日柄も値ごろも戻り一杯くさいのだから、戻り天井付近で陽線が出ればなんでもかんでも売っとくというのが、sell  in Mayのコツではあると思うが、材料なんて考えていたら出来っこ無いと思う。だから100%利食いで落ちる方向(今回は下)に、銘柄ごとの微妙な強弱を数量と期日を感じながら増して行くというのが、酒田の張り方の基本であると思う。まあ出来るのは1000人で一人二人の世界だから、真似しようとするのなら、基礎の道具の整備と練習を死ぬほど続ける以外に方法は無いよ。

10年は一昔というけれども、2013年5月付近に天井したものの月足陰線累計が20本を超えてきたものが多いと思う。そろそろコツンか?と論理的に思ってから底打ちまではそれから最低でも半年ぐらいはかかることが多いから、コツンは多分今年の7-9月期前後に驚くような安値が見られるという事にきっとなるんじゃないのかとぼんやり思う。だからそれまでは少しは本気で売っておかないと、一気に大量には買えないという事でもある。ドテンは楽しみね。

内田樹の研究室 最新記事の転載

$
0
0

2016.05.15

電通は日本のメディアを支配しているのか?

「電通は日本のメディアを支配しているのか?」と題するフランスのネット記事を翻訳しておく。
記者はMathieu GAULÈNE。配信は5月13日。
プリントアウトしたらA48枚に及ぶ長い記事だった。手の空いているときにちょっとずつ訳したら、7000字になった。
電通は日本のメディアを支配しているのか?
Mathieu GAULÈNE • Publié le 13.05.2016 
http://www.inaglobal.fr/television/article/le-publicitaire-dentsu-tire-t-il-les-ficelles-des-medias-japonais-9000
電通は世界第五位のコミュニケーショングループで、日本の広告市場の過半を握っている。日本のメディアの自由に、とりわけ原子力産業について語る場合のメディアの自由に、強い影響力を行使している。

参院選の夜、型破りの反原発候補者であった元俳優の山本太郎はどこの政党の支持も受けず、ツイッターで選挙運動を展開してきたが、東京の参院議席を獲得した。メディアの検閲を受けながら、この熱情的な若い候補者は原発と並んでメディアに対しても激しい批判を向けていた。メディアは「広告代理店の支配下にあり、それゆえ電力会社に買収されている」「原発に関するすべての情報をシステマティックに検閲している」と彼は主張したのである。
あるテレビ局が彼に放送の最後に発言機会を与えたが、まずスタジオにいるジャーナリストに業界擁護の弁明をさせた。画面では、若い参院議員は返答のために1分弱の時間しか与えられなかった。「僕は簡単な例を挙げます。これから食糧はキロ当たり100ベクレルまで含有することができる。それは食事を摂るだけで被曝するということを意味しています。しかし、このことをテレビは放送していない」そこまで言ったところで山本は発言を遮られた。番組終了のジングルが鳴り、スタジオの司会者は嘲笑しながら番組の終了を告げた。
広告は文字通り日本全土を覆い尽くしている。列車の中も駅構内もポスターが所狭しと貼られ、スクリーンが並んでいる。ビルの上には巨大な看板が立ち、車には巨大なポスターが貼り付けられ、街路にはコマーシャルソングが響き渡っている。小便器の上に広告のスクリーンがあるレストランさえある。この広告の帝国においてメディアも例外ではいられない。新聞雑誌は、フランスと同じく、相当の頁数を広告に割いているが、それ以上なのがテレビである。
放送はスポンサーの告知から始まり、以後、五分おきに短時間のスポット広告が、それも同一スポンサーの広告が番組を中断する。
考える時間などない。ほとんどのテレビ局はパチンコ業界のようなプログラムを提供している。目障りな色彩、絶えざる騒音、中学生なみの俗悪な笑い。
このテレビという曲馬館のような騒ぎにおいて、広告は世界的な巨人、電通によってコントロールされている。電通は世界第五位のグループ企業であり、広告業界トップの代理店である。
日本における第二位の会社であるライバル博報堂と共に、二社は「電博」と呼ばれ、広告、PR,メディアの監視を集中的に行い、国内外の大企業・自治体、政党あるいは政府のための危機管理を担当し、マーケットの70%を占有している。この広告帝国が日本のメディアの論調を決定していると批判する人々がいる。
電通の重要性を表わす数値を掲げる。2015年において、グループは70億ユーロの売り上げを達成した。これは同時期のFrançais Publicis の売り上げ96億ユーロに続く数字である。ビジネスの中心はテレビ広告。どれもいずれ劣らず突飛なものである。例えば電通は10年前にSoftbankの「白戸家」シリーズを始めた。このCMでは父親が犬で、長男がアメリカの黒人俳優で、家政婦がトミー・リー・ジョーンズである。
2013年、グループは英国のAegis を37億ユーロで買収し、ロンドンに電通Aegisネットワークを立ち上げて、国際的な企業に拡大した。この国際的なネットワークは世界140カ国に拡がる10社ほどの広告代理店を擁し、デジタル・マーケティングを中心に、盛んな活動を展開している。国際市場で存在感を示し、その売り上げはグループの半分以上(2015年で54.3%)に及ぶ。電通の社員は世界で47000人、日本に7000人いる。
汐留のビジネス街、日本テレビ、フジテレビ、朝日新聞に隣接して電通タワーがあり、その偉容は辺りを圧している。デザインはフランスの建築家ジャン・ヌーヴェル、軽やかな曲線とガラスの仕切り壁にはいかなる突起物もない。建物の中では、グループの広報部長河南周作が満面の笑みで私たちを迎えてくれる。一階はオノ・ヨーコの白いチェスボードをはじめとする現代美術作品が並べられている。そこからエレベーターで社員たちは違う階のそれぞれの部署に向かう。グループはそれぞれの業界のトップ5を顧客に持っている。
「それぞれの業界で競合する会社のために働く社員は決して交わらないようにされております」と河南は私たちに保証してくれた。電通は見たところ透明である。だが、そのイメージはそれほどに滑らかなものだろうか。
2012年に出版されたある本の中で、本間龍は電通の装飾の裏側についてある程度のことを書いた。電通がその上得意の一つである東京電力のためにメディアをきびしく統制していることである。本間は広告代理店のハーレムの外側にいる人間ではない。彼は18年間業界二位の博報堂で働いていた。詐欺罪で1年の禁固刑を受けた後、彼は作家生活に身を投じ、最初にまず自身の監獄体験を書き、次に彼が広告業界で過ごした日々について書いた。彼がメディアを丸め込むために用いたさまざまな方法について。2012年、彼の著書『電通と原発報道』はほとんどのメディアが黙殺したにもかかわらず、数ヶ月の間ベストセラーとなった。
本間は著書で無視することのできない媒介者である電通がメディアに対して、原発について書いてよいことと書いていけないこと、どういう条件の場合にそうなるかを暗黙裏に指示するメカニズムを仔細に記述した。
「電通は特別な地位を占めています。日本における原子力広告市場の80%を占有しているからです。」本間龍氏は上野駅の喫茶店で行われたインタビューで私たちにそう指摘した。
2012年、広告市場において、地域企業である東電は広告費については10位に過ぎず、三菱重工業より下位にいた。その知、福島原発事故の直前に、東電は200万ユーロ以上を広告に投じた。10社ある地域の電力会社の広告費総額は700万ユーロに達した。
この数十年、とりわけいくつも事故が続いて原子力に対する疑念が高まってきた1990年以降、東電と他の電力会社は広告スポットとジャーナリズムへの広告記事を増大させていった。
テレビでは、この広告出稿はそれだけであらゆる批判を封じることができる。大企業はトークショーや1クール丸ごとのシリーズをしばしば提供する。自己検閲は一般に行われており、これに異議を唱えることは事実上不可能となっている。しばしばドキュメンタリー番組が電力会社の連合組織であり、原子力ロビーの中心的なアクターである電事連によって製作され、原発事業の利点を宣伝する。
原発反対の声はなかなか聞き届けられない。それをすれば貴重なスポンサーを失う怖れがあるからである。福島の事故後、山本太郎はその犠牲にされた。彼はタレントとしてそれまでスタジオにレギュラー出演していたが、反原発の立場を明らかにしたために、いきなりテレビ界そして映画界においてさえ、「ペルソナ・ノン・グラータ」(好ましからざる人物)に認定された。今に始まったことではない。ずっと以前から、広瀬隆や小出裕章のような反原発運動の中心人物たち、ベストセラー作家は事実上テレビスタジオに登場することがなかった。福島の事故以後も。
本間が告発するこの「メディア支配」は原発にのみかかわるものではない。彼の著書では、トヨタのアクセルペダルの不良についてのリコール事件についても言及している。事件が日本のメディアで報道されるのは、トヨタの社長がアメリカ議会で謝罪した後のことである。「広告代理店が彼らのクライアントの企業イメージに傷がつかないように報道を抑えていたことが確かだ。しかし、スキャンダルがあまりにも大きく、海外でも報じられたので、日本のメディアはやむなくこれを報道することになったのである。」と本間は語る。
テレビ朝日の『報道ステーション』は質の高い報道番組で、しばしば政府批判を行っているが、これを除くと、テレビのニュース番組はどれも凡庸なもので、雑報的なものを前面に報道し、特定の企業の評判にかかわるような主題はまれにしか扱わず、政府発表をそのまま留保なしに中継し、国際ニュースは日本人の在外国民がかかわる場合にしか報道しない。
これらの民間のメディアの中にあって、NHKだけが受信者から直接受信料を徴収することで、この広告帝国の支配を免れており、独立性を誇っている。だが、残念ながら、NHKの状況はさらに劣悪である。会長籾井勝人はNHKは安倍政権のスポークスマンであるべきだと何の遠慮もなく繰り返し断言している。
200人の退職者を前にした最近の宣言の中で、籾井はNHKの記者たちに九州での地震については当局からの確かな公式発表と地震が列島南部のみを伝えることで満足するように、また列島南部で稼働中の原発に地震が与えるリスクについては独立的な専門家の意見には耳を貸さないように厳命した。
電通は共同通信、時事通信というふたつの通信社と特別な関係を持っている。いずれも電通の歴史的な株主であり、それには理由がある。この三つの会社は戦前は同一の企業体を形成していたのである。新聞報道はテレビに比べると統制がむずかしい。この点においては電通は広告出稿しかできないが、ある種のアフターサービスを提供している。メディアの監視、危機管理コンサルティング、広告サービスを経由しての新聞への間接的な圧力の行使である。
フランスでは企業グループによる出版社の買収は企業からメディアへ直接的な圧力のリスクがかかることを意味しているが、日本では、圧力の行使は広告代理店を経由して行われている。広告代理店がメディアに対する企業サイドの「大使」の役割を演じているからである。
「どういうようにそれが行われているか、私は熟知しています」と本間は言う。
「私は博報堂にいたとき、まさにそのような仕事をしていたからです。工場や発電所で何かトラブルが起きる。メディアがそれについて報道すると、電通がただちに介入してきます。そして、問題になっている新聞の営業部門を訪れます。」
別に声を荒立てるわけではない。ことは「日本的」に行われる。「ただ、この件についての報道をもう少し抑制してくれないかとお願いする。記事にしないか、あるいは読者の少ない夕刊に記事を掲載してくれないか、と」。新聞の営業部門はそのメッセージを編集部門に伝える。
記者たちはそのプロセスについては何も知らない。翌日になって続報はさらに小さな扱いになるか、まったく報道されなくなる。その場合には紙面に余裕がなかったという理由が用いられる。
しかし、疑惑は無数にある。本間によれば、彼の著書の出版の後、多くの記者たちが彼のところに取材に来て、検閲の事例について確認を求めた。
「少なくとも私が知っている例が一つあります。それはある自動車メーカーが三大日刊紙の一つである毎日新聞に対して検閲を成功させたことです」と彼は言う。原発に関しては、検閲はさらに広がり、週刊誌や地方紙にまで及んでいる。
福島の原発事故以来、検閲は停止している。しかし、電通にとってはこれは新しいビジネスチャンスの到来を意味していた。福島県産の農作物のプロモーションである。テレビ広告、新聞広告、駅貼りポスターなどなど。2011年以来、有名歌手の参加を得て、福島県は県産の梨や米やトマトについて「福島のプライド」「福島は元気だ」といったプロモーションに対する出費を惜しまなかった。
こういったことのすべてには電通と電通PR(電通のPR担当子会社)という日本第一位の広告代理店が関与している。「電通PRは経産省の仕事もしている」と電通PRの広報部長の藤井京子は私たちに説明した。
「私たちは海外のジャーナリストたち、タイとマレーシアのジャーナリストたちのために、被災地が被害からすでに立ち直っていることを示すために、東北地方への無料訪問を企画しました。」それは周辺の放射能を忘れさせるためでもあった。
電通はまた原発広告においても、東電のためにまた強力な経産省と自民党の傍らにあって特異な地位を占めてきた。この二つも電通の広告のクライアントである。
このような状況において、電通が「原子力ムラ」の立場に与していると考えることは可能だろうか。この問いに私たちを電通タワーの上層階にある彼のオフィスに迎えた河南周作氏は「われわれはメディアに対する影響力を持ちませんし、政治にも関与しません」と即答した。しかし、私たちがではなぜ電通は日本の電気会社やEDF(フランス電力)と並んで原子力ロビーの中心組織である日本原子力産業協会のメンバーであるのかと問うと、河南周作氏はより用心深くなった。「そのような団体のことは存じませんが、それは確かなのですか」と彼は困惑した様子で答えてからスマートフォンを手にした。
「ああ、そうですか。私たちはメンバーです。けれども、私たちはさまざまな協会のメンバーになっております。誰かを会議に出席させてくれと言って来る。誰かが言ってサインする。それだけのことです。」ややあってから、彼は「私たちは木材製造協会の会員でもあります」と付け加えた。明らかに彼自身自分の説明に説得力がないと感じていたらしく、他の理屈を見つけ出した。「ご覧なさい、博報堂も会員です!」と彼は突然声を上げた。原子力ロビーに関与しているのが電通だけではないことを知って彼はほっとしたようだった。
本間龍によれば、これは原発促進活動の再開の徴である。「博報堂は二年前から日本原子力産業協会の主要メンバーです」と言いつつ、彼は福島の事故後に博報堂がこのような関心を示したことに驚いていた。明らかに、何十年にもわたって原発広告という「金鉱」から遠ざけられていた博報堂は、福島事故の後に強化されるはずの原発促進広告という「ケーキの分け前」にありつこうとしているのである。原発促進広告は2011年の3月11日の事故以来完全に消えている。東電によるテレビと新聞を使った謝罪広告のあと、原発の開発事業者と建設事業者たちは広告には消極的であり、5年間原発についての広告は一つの配信されていない。
だが、原発再稼働がいくつかも法廷で争われ、高浜原発のように稼働停止判決が下され、国民の多くが原発再稼働に逡巡しているうちに、原発促進の賭け金はどんどん吊り上がっていった。2015年の原発再稼働の後、2016年は原発広告のひそやかな再稼働の年となった。広告はまず原発が設置された地方の地方紙と地方テレビ局に登場した。本間龍氏は彼の最近の発見を誇らしげに見せてくれた。「2016年2月から、関西電力は福井新聞に何度か全面広告を打ちました。福井は高浜原発が再稼働してから一月後に稼働停止の仮処分を受けたところである。新潟日報と新潟の地方テレビ局では、東電の世界最大の原発柏崎刈羽原発再稼働のための広告が独特の文脈で登場した。現在の新潟県知事ははっきりとした反原発の立場にあり、再稼働一般に反対しているが、彼の任期が終わる年末に選挙がある。東電による原発広告の再開は新潟の市民たちの怒りに火を点けずにはいなかった。とくに福島からの避難民たちは広告の停止を求める請願を行った。
これらの広告の伝えるメッセージはどれも同じであり、電通がその背後にいることを思わせる。電力会社は原発の安全性を保証するためにあらゆる手立てを尽くしていると約束し、その一方で、写真は原発労働者たちの姿を前面に押し出して、福井のような産業の乏しく、原発に依存している地域の雇用問題の琴線に触れてくる。
本間龍氏によれば、これらの広告は氷山の一角に過ぎない。これらの広告は原子力に関するすべての広報と緊密な関係を持っている。これらの地方紙は原発反対派の発言についてはごくわずかな紙数しか割かない。
先月公表された報道の自由度についての報告で「国境なき記者団」は日本を世界72位に格付けした。これはハンガリーやタンザニアよりも下位である。日本は6年前はこのランキングで世界11位であった。東京を訪れた国連の調査員もまた日本のジャーナリストたちが受けている圧力が、民間でもNHKでも、日々強まっていることについて警告を発した。問題になっているのは政府による圧力の強化である。これは特定秘密保護法の施行によって一層強まった。特定秘密のうちには原子力に関するものも含まれている。この規定の曖昧な法律は「秘密」情報を漏洩したジャーナリストを投獄すると恫喝している。この状況を象徴するように、三人のジャーナリスト、それぞれ硬骨で知られた人々がテレビのレギュラーを辞職するということが起きた。その中の一人『報道ステーション』のキャスターであった古舘伊知郎は、本間龍氏によれば、数年前から原発政策と安倍政権の政治に対する批判的な態度ゆえに、電通の標的になっていた。
日本の巨大企業の特権大使である電通が、これから後も、日本で今起きているメディアに対する大がかりな締め付けにおいて負託された役割を演じ続けることには疑いの余地はない。

異界への回廊

$
0
0
イメージ 1
熱海の花火が土曜日にあったよ。夏の準備だね。

「パワースポット」というのか「アーダイバー」というのか、あの世への入り口とか回廊とかいう場所の人気が俄然高まっているようだ。神社、仏閣や昔からの秘境のような場所、古墳や墓や何か霊魂がいるような場所に人がたくさん集まる現象が日本中で起きていると思う。ある意味、近代の合理性の否定とか無視という風潮が、そんな行動のトレンドを作っているようにも思う。

 近代的合理性がいかにも限界的で詰まってしまって面白く無いと感じる人が増えているせいだろうと僕は感じる。「早く、安く、旨いもの」には既にもう魅力が無い。反面「ゆっくりとして高価でマズいものは何だろう?」と興味が沸くんじゃないのかな?50年も前からそれに気がついていたのは、フランスの思想家のバタイユとかレリスやフーコーだったが、新しすぎて一部の専門家以外には興味の対象には無論ならなかったが、やっと時代が彼らの考えや感覚に追いついてきたのだろうと思う。交換から贈与へ、そして純粋贈与へと財の配分のウエイトに変化の必要性が出て来たのかもしれない。パワースポットとそれはきっと無関係ではないだろう。

 例えば資本主義の矛盾についてはどうだろう。利子率と利潤率は長期的には合致するはずだが、日本の現実は長期金利はゼロ%に限りなく近いが、配当の株価に対する利潤率は4%近くも現在はあるものが多数だ。仮に株価が将来の企業価値の現在割引価値とするならば、将来の株価がどうなるかは、この配当の利潤率4%が低下してゼロに接近するか、または長期金利が4%に接近するか、そのどちらかあるいはその組み合わせになるはずだ。仮に配当額が同じだとすれば株価が4倍になれば利潤率は1%に下がる。ドイツ証券の武者氏はそういう未来の絵を描きたいのだろうと思う。でもちっともそうなっていかない理由は何だろうと思う?

 ある調査で、65歳の年齢の人に「貴方は今後も働きたいですか?」という問いに、日本人は63%が「イエス」と答え、イタリア人は3%が「イエス」と答えたそうである。国民性というのは、好き嫌いに似てあまり「合理性」とは馴染みがない性質なのだろうと思うが、デフレの原因とはまさにこの63%と3%の決定的な差異にあるんだろうと僕は確信しているのね。そしてそれはそんなに短期間では変らない事だろうと思う。現在の50歳以上の人が全員寿命で死ぬまでにはまだ40年ぐらいはかかるのだから、その間は日本人の国民性が大変化するとは到底僕には思えないのだね。「真面目で、地味でコツコツ忍耐強く働くウサギ小屋に住む」清潔好きで礼儀正しい国民という特徴はきっと多分しばらくは不変だろうと思う。
それでも地味なだけでは息がつまるから、みんなでタマには遊んでみたくなる。だから10年とか20年とかに1回ぐらいは「気が大きくなってバブる」時もある。そんな時だけ忘れたような株高現象になるんじゃないのかなあ?と僕は思うのだね。
 一株純資産が550円あって、配当が5円あって、現在時価が150円の株を「高い」という合理的説明をするのは困難だろうが、350円から2年間ずっと下がり続けているのだから売ったら儲かったわけであるが、売っている人はほとんどいない。(売り残はほとんどないから。)つまり大半の人が大損をしているという現実があるのだね。
だから操作の定石は、止まるまでは売り続けるというのが常態なのだろう。コツンと来て、もうこれ以下には下がる余地がないほど下がるまでは「とりあえず売っておけ」というのが多分正しいのだろうと月足を見ながら毎回僕は思うのね。取りやすい容易な方向は、建てれば誰にもわかるはずだからね。

 スゲー、マメで真面目で勤勉なベトナムさんやハルトモさんが、仕事を退職して旅行にずっと出てみたり、乗馬やサイクリングやゴルフ三昧の遊びの暮らしを始めたり、1000万以上するレクサスを買って、200万の旅行を申し込んだりと、今まで以上に「何か無駄をしてももっと生活を楽しむ」というような具体的な動きが豊かな人たちには現実化し始めているという現象がある。
生産>消費という関係が少し逆転して生産<消費になれば、何か世の中で変るのか?そういう視点で経済を見れば、どこで長期のチャートに具体的な変化が出て来るのか?の見当ぐらいはつきそうな気もするんだね。


俺の親子丼と新タマネギポタージュ

$
0
0
イメージ 1
熱海の霧も深い

イメージ 2
俺の親子丼と新タマネギポタージュ

リゾートに住むなんて発想は僕には無論以前は全く無かった。古くからの友人がたまたま熱海にマンションを買って、そこで暮らしていたのがキッカケで、大震災の後、大家さんが出て行けというので、それなら俺も温泉があるリゾートも良いかなと思って、下見に来てその場で即決、衝動買いしたのがべラビスタというダイヤランドにある大規模マンションだった。いつもニコニコ現金即金である。メルセデスより安いのね。あの安藤忠雄の設計のひな壇式のマンションである。だから見た目はカッコイイのだが、住んでみると標高が700メートルもあるから霧が深い(というか雲の中にいるのだ)ので、視界が悪い時は30メートルしか見えないし、イノシシはネーチャンの数より多い位だから、自然そのものである。まあ生まれて初めて東京圏以外に住むんだから、意外性満載で5年ほど住んでみて「良かったね勉強した」と正直に思う。田舎の暮らしは不便な事も多いし、物は東京のようには売っていないシンプルな人たちが生活しているのが、来てみてよく体感理解できた。
何かを決めるという時に「熟慮」なんて僕はほとんどしないで、感覚的に「快楽的ならGO」だし、「そうでないならNO」とほとんどの場合そうやって決めて来たし、それで困った記憶はほとんどないのだから、この快不快という動物的な生理的判断(というよりは反射)のおかげで随分と周囲よりも得をしているんじゃないのかなと思う。同じ大学の同窓を見ても、まだヒーコラ安リーマンでローンで家を買ったり子供の学資を借りたりしている人が多いようだから、きっと金が無いんだろうと思う。俺より数倍の時間マジに働いても貧乏なのは「お仕事のやり方」の問題があると実は僕は思うのだが、言うと喧嘩になるし、言ってもどうせ彼らには出来ないのだから、しょうがないねえと思う。
 貧富は既に生まれによって決まっているから逆転が起きない世界というのがあるのだが、実は田舎はそういう世界なのだ。だから少し変な事をするとすごく目立つ。東京ではあり得ない事があり得るという部分が新鮮であった。だから意欲のある若者は、都会にみんな出て行くのだろう。カスが残るから、「ソフトヤンキー」しか田舎にはいないが、向上心なんてものは最初から持ち合わせていないから、子沢山で緩い暮らしをしている。人口問題が深刻なのは実は都会のお話で、ここいらの人は20代の若いおカーさんが2-3人平気で生んでいる。随分と100キロ離れると異なるものだなあと思う。今日は転出届けと転入届けを市役所で出した。今日から僕も熱海市民になった。マダムのフラットの居候兼管理人だ。掃除夫、車夫、料理人その他雑用係です。

 40歳で引退して早いものでもう21年がたった。60歳で引退した人なら既に81歳となっているはずで、僕は平均より20年得をして20年分自由な時間を満喫できているという事で、だから明日死んでももう別段悔いなんて無いし、あとしたい事と言ってもそうそう無いのだね。向上心なんて元々カケラも無いから、のんべんだらりと贅沢三昧でヒラヒラ生活できればそれで良いという程度の低い猫暮らしをすっと20年もやっていると、周囲は実に不思議らしいのだが、僕より困っている人や死んでしまう人なんかもかなり出て来て、実際その人たちって「貧乏くじ」なんじゃねえ?と思ったりもする。

そんなこんなで暇だと少し新しいメニューなんて開発してマダムに喰わせてみたりする。今回は、焼き鳥屋で食べた旨い親子丼と、新タマネギのポタージュスープが絶品だった。レシピを上げる。

1親子丼
鳥の胸肉200グラム(2人前)をソボロにする。僕はネギ10センチとエリンギかシメジをみじん切りにして、ショウガを加える。味付けは出汁、味醂、酒、醤油を好みで。
熱々のゴハンにソボロをかけて、これに烏骨鶏か名古屋コーチンの卵をかけるのがポイント。卵かけゴハンにソボロが入る感じ。何杯でもお替わりしそうだ。

2新タマネギのポタージュ
新タマネギを3個、薄切りにしてバター10グラムで5分炒める。ここに出汁600ccを加え15分中火で煮る。その後、白味噌小さじ1/2を足して溶かして、後すべてをミキサーで拡販。(バイタミックスだと美味しい)再度加熱してパセリとか青いトッピングを加えて頂く。塩、コショウは最後に調整する。

同窓生が来年の新人の面接なんかしている時間に僕は一人で料理を作って遊んでいる。まあしたい事をするのが爺は良いと思うな。同窓生は御丁寧にも社員食堂で旨くも無い安ランチを喰っている。俺の親子丼はスゲー旨いぞ!(爆)

まずは基礎的な場所に玉が建つのかどうか?という事

$
0
0
イメージ 1
4047
イメージ 2
6758
イメージ 3
7735

 ブログを書いていると変な人がたくさん来る。自分の勝手な意見や感想を書いてそれにコメをくれとかすごくズーズーしい。あっちへ行ってくれ。時間の無駄のような内容が大半でそういう足跡を辿っても何もないことが大半で、「自分の意見も無し、知性も無し、表現力もなし」という3無し馬鹿ばかりと来ているから僕は直ぐ削除する。まあ3年でそういうのは100回位はあったかね。その種の人に俺のテキストがヒットしちゃう事自体が不幸な事で、きっと世間では「不徳の致す所」という恥入り方をするのかもしれない。
礼儀を知らん奴ってどこにでもいるよね。そういうのは総じてみんな挨拶がないのね。

 さて予想が曲がっても利食いになるという具体例の理解が出来ないアマチュアが実に多いのだが、それは建玉法の特性を全く理解していないせいだろう。酒田罫線法は「逆張りの観測法と建玉法」が一体化したものであるから、玉操作は無論「逆張り」を常とする。なのに場帳を(道具は4本値だ)見て、そのポイントにピタッと来るような操作を「反射的にしろ」と100回ぐらいクドく書いてもしない人が多いのは、基礎というものの重要性を全く理解できない大バカだという証拠である。
上がる、下がるの個人的な予想は曲がっても、仕切った後に事後的に利食いで終わるというのが、上手い相場師である。なぜなら利食いで破産した相場師はいないからだ。

3つの例を上げるが、4047は5本目と7本目に2分割で逆張りで売り建ててみた。しばらく休んでいたが、安値から3割ぐらい2週で戻して来たので売って乗せた状態である。売り平均値が(914)目先高値945の5%以内に入るように後場引けそば高い所で成りで売り建てたということである。

 一方、6758と7735は既に今月も2回転している。戻した所を売って、押した所を買い落ちする。これを3手、5手を見ながらそれぞれ2回転だ。両方とも現時点では月足陽線=つまり上げ相場、戻り相場になっているが、「2回売って、2回とも利食いで落ちる」という結果オーライになっている。
変動感覚と玉操作の品質という点で、予測とは無関係に利食いに反射的に持ち込めるのかどうか?という点が重大な通過点であるのは言うまでもないが、単発で売って落とす、重ねて落とすと違いはあるものの、相手の値動きの強弱に応じて自分なりに反応するということである。相場は答えがいくつもあるのだから、自分なりの感じが無いことにはそもそも玉の重さや速度を自分に有利なようにリード出来ない。その際に起きる失敗の主因は、ポジションサイズが大きすぎてどうにも成らなくなる事が大半である。
遠慮して少しだけ建てても、上手ければ金持ちになれる事は僕が証明していると思う。

湯治生活は引退してから致しましょう、舛添ちゃん!

$
0
0
イメージ 1
金曜日は朝6時から温泉三昧、9時に運転免許センターで書き換え
生まれて初めて5年更新になった。

舛添ちゃんが虐められているね。まあ、ナンツーかセコさ爆発、上から目線が気に入らんという人が多いんだろうと思う。民主主義は「人気取りのポピュリズム」が定番なんだから、庶民の人気が無くなれば引きずり下ろされるだけの事だ。当選したのが自分の人気の実力だと勘違いしていたので、ここに来て化けの皮が剥がれたね。元カミサンにバラされてもう進退窮まるという感じ。

 休日に毎週「湯河原の別荘に公用車で帰る」というのがきっと庶民感情からはカチンと来たんだろうと思う。みんなが一番したい事を税金でやるという神経に全員カチンと来て、非難囂々という事だろう。「したい事はやるもんね。」という態度は素直で良いねと思うけど、それは自分のお金でやるべきで、公費と政治資金でやるとブーイングになるという点を舐めていたのだろうと思う。せこさ爆発で失職すると笑い者だねと思うけどね、、、。石原の爺に舛添は離婚を何回もして貧乏だから惨めだねと言われちゃっているし、、、(爆)

  毎週週末に別荘に帰って温泉三昧というのは、当家のマダムももう年間50回はやっています。毎回でも公用車は無いので新幹線の回数券を買っています。マダムは住所が熱海だから(だって所有不動産だからしかたない)東京と熱海は通勤ですので、きっとお店の経費で落とすのだろうと思います。(よく知らんがきっとそうだと思う。)
往復で1万くらいかね?月に5回で5万円、年間60回で60万円とすれば、これは無論交通費という経費で落とすでしょうね。自営業だと当然ですね。どこに住むかは自由だし、どう経費を使うのかも自由なのは、公務員ではなくて自分の稼ぎだから、経費を払って利益を減らすか、経費を絞って税金を支払うかは「好みの問題」ということになるね。

 社長が2000万のメルセデスを5年で償却すると1年で400万ですね。毎月34万ぐらいでしょ?一人大卒を雇用する代わりに良い車に乗ったりするのは「個人の好み」の問題だから、まあ自己責任で好きにすれば良いですよ。自分のお金でするんだからねー。公務員だとそんなに好きにするとこういう事になるのだから、好きな事は自分の個人のお金で致しましょうねえ、舛添ちゃん。


老後はイロイロ i Phone6s

$
0
0
イメージ 1

60歳前後の5年という時間は、どんな人にもかなり色々な生活上の変化が現れる時期なのだなあと改めて感じる。普通の勤め人なら、そろそろ定年とか引退とかいう言葉が聞こえて当然だろうし、転籍とか出向とか本体から離れる人の比率が8割以上になることも大企業なら普通だろう。会社が変ると仕事も変わるし生活も変わる。住む場所や働く場所もそれに応じて変化したりする。
 一方で個人の家庭環境も大きく変化する。子供が成人して早い人なら孫が数名生まれているだろうし、家族が増えると賑やかで自分の役割も変化していく。親から爺や婆に変ると気楽になるし、責任が減るから嫌いな事はしなくなる人が増えるんじゃないかと思う。一方で老化が進むと、病気になったり、ヒドイと痴呆になるような人も出てくる。健康に関しての個人差は著しいから、それまでの生活習慣がモロに響くので、真面目に働けば報われるというような国語の教科書的な人生観の人に手ひどいしっぺ返しが待っていることなどザラにある。ボヘミアンのようにヒラヒラ生きるのが最高ねと僕が思ったのは、親父が61で働き過ぎ得て死んだせいだろう。
 経済的なことは、大半が40-50代で勝負有りという事になっているはずで、随分と貧富の差が個人では起きて来る。数億もヘソクリを持ったような余裕のある人から、老齢になっても資産の貯蓄も無く年金も満足に受け取れないような貧乏でお金に常に困っているような人まで様々で、数的には貧しい人が7割ぐらい、裕福は1割未満で、残りがまあまあという所かなと思う。生活保護を受ける老人が激増しているのは「自立して生きる」というスタイルが老齢までに確立出来ない人がすごく増えているという事実なんだろう。現在の日本人の分布はそんなもんだろうと思う。極端な金持ちもほとんどいないが、極端な貧困も多く無いと思う。全部相対的なものだから、努力の余地が大きいということになるし、結果が芳しくない人はその努力の質がダメだったという自覚が必要なのだろうが、そうは認めたくないのでなかなか修正ができずじまいで墓に入るという事に成りやすい。

金で幸福は買えないが時間や便利や健康や安全はある程度は買えるから、数量がそれなりに有ればそれなりには便利だねとは思うが、買いたい物がもう無いほど恵まれればあとはどうでも良くなると思う。飢餓感が無くなると真剣に何かを欲望しなくなるもので、ぼんやりとした平和な日常に少しウンザリしてみたりもする。
するともうガツガツしないし、不思議なもので幸運や幸福や大金が向こうからやってきたりもするから幸運だねと思うが、そうなる時期が早い人と遅い人(あるいは永久に来ない人)がたしかにいるので大きな結果の差になるんだろうと思う。「慣れ」というものは不思議なもので、億というような大きめな単位のお金に慣れが出来る時期が早い人は別段あまり大金にビビらなくなるから、何億か取っても取られてもフーンと平常心でやり繰りして行く事が出来るようになるものだし、事業をしていればそういう単位は常に頭の中にあるのだから、どうという事はなくなってくると思う。

 しばらく前からi-phoneの充電が直ぐに切れそうになるので、2年ちょっと使用したからバッテリーがもうきっと寿命なのだろうと思っていた。SEという小さいモデルが出たから僕はそれがいいなと思っていた。マダムが電話を水に浸けてしまって一瞬で使えないという状態に木曜になったので仕事に支障が出るから今日はアサイチで電話を買いに行ったが、あいにく在庫があるのは6sというデカイモデル以外にはないそうだ。しかたなく2台それを買って来た。色々とドコモでずっと16年携帯を使用しているらしくて割引があるので、僕は月63円、マダムは950円の割賦代金だそうだ。24回縛りらしいが安いと思うね。
多分かけ放題とパケットで月に二人で2万ぐらいの料金だろうと思うが、まあ安全と便利さという意味では必需品だねと思う。音楽が何時でも聴けて、地図があって、ネットで何でも調べて、株の注文も出来て、電話も出来る。まあ実に便利な道具だから、慣れると無いと困ってしまう。

i-macを買ったのは5年前で東京で買って静岡に持って来た。静岡ではノートのMacAirも買ったが、やはりデスクではi-macのほうが見やすい。そろそろ不具合が出て来ているので買い替えになるかな?27インチのラティーナがあるからそれかなと思う。これも25万ぐらいだろうと思うが、5年で25だと1年で5万、毎月だと4000円(1日100円強)というコストだろうと思う。

さて5月も半ばを過ぎて、2月からの戻りもWトップで一杯に保合いとなっている。今週のサミットを終われば、存分に下げ余地がありそうなチャートだから、売り持ちで梅雨を乗り切るという事になるんだろう。
上海とNYのチャートが危ない。東京も追随するだろう。実に楽しみねと思う。

快適と幸福

$
0
0
イメージ 1
伊豆山から海を見下ろす散歩道

「還暦過ぎたら生きてるだけで大儲け」だと僕は思う。だから一番重大な事は、1日1日と愉快に楽しく健康に過ごすという事で、それだけ出来れば満点だと僕は思う。金とか社会的な評価なんで下らん要素は所詮どうでも宜しい。無いより有るほうが多少はマシだろうが、大富豪のハワードヒューズだって自殺したんだから無いなら無いで楽しめれば良いだけの事だが、貧乏人は楽しみ方を知らないで、恨みがましい目で世間を見るから卑屈になる。

日本人は世界一の長寿民族だから80歳は当たり前と思っているかもしれないが、それは世界の例外中の例外だろうと思う。作家で医師だった渡辺淳一が老いと身体について書いていたけれど、70から75歳ぐらいになると自分の身体の部分部分がどんどんと機能低下を起こして壊れていくのを自覚したという事だった。老化というのは細胞や器官が劣化していくことだから、100%の能力が何割も落ちていくという事だ。そうやってゼロに向かってっどんどんと低下していく。
免許の更新で聴いたが70歳以上は高齢者講習を義務付けられている。高速道路の逆走の7割が
65歳以上らしいし、アクセルとブレーキの踏み間違いも大半が老人の起こす事故のようだから、誰でもいつかはそうなるという事だろう。それを見越して諦めが大事かなとも思う。昔は「姥捨て山」というのがあって、口減らしの為に高齢者は山に棄てられた時もあったのだから、現代でも同じような事が事実上起きているのを全員が知っているから、みんなそれを恐れてコツコツと真面目に働くことを止めないのかもしれない。65歳以上の老人の6-7割もが仕事をしたがる民族なんて日本人以外にはあり得ないと思う。もうすぐ死ぬのが確実なのだから「楽して楽しく生きたい、遊びたい」と感じるのは動物としては当然の本能だろうと思うが、いつの間にか日本人は本能が壊れてしまったようだねとも思う。
 健康の原則は「食事、睡眠、適度な運動」という3要素だろう。日本は清潔好きだから毎日入浴するのが普通だから、感染症も少ないし循環が良いので長寿なのだろう。だから還暦付近になったら、この3つについて個人的には重要な改善努力をすると毎日が健康で楽しい「健康寿命」の延長が可能なのかもしれない。食事は量が少なくても内容の優れたものが良い。それには自分でなるべく作るというのが栄養と味覚と調理技能(反射と感覚と運動とのコラボレーション)という要素から理想的だろうと思う。いくら作っても自分一人で食事をしてもあまり楽しくはないのだから、家族や友人と一緒にゴハンを食べるという習慣を作ると効果的だねと思う。話題がいろいろ出るし、人の意見を聴けるし、第一料理する張り合いが出るのだね。

 「あれを作れば旨いかな?喜ぶかな?」と考えて暮らすほうが、楽しい気持ちになるのだから、結果的に幸福感が倍増する。何か人に具体的に喜ばれる事をするという事は結局は自分の満足になるのだから、そういう事を探して実行することで生活の質が確実に上がるのだと思う。どんな人でも必ずする事を「具体的、質的に向上させる」という点に絞れば効果は直ぐに出ると思うのだ。
別荘を売ったら、娘から「アーア、、」という失望の声が出たそうだ。きっと貰えると思っていたのだろうが、そうは問屋が卸さない。贅沢したいなら自分で稼いで買え。親を当てにしているようでは所詮はクズであると思う。

「田舎暮らしのリア充」ということ

$
0
0
イメージ 1
夏の花火のようなはかない人間の一生です

イメージ 2
キツいだけのハイキングですが、歩くと腹が減って飯がうまい!
快感と幸福には「肉体的努力」のほうが金より数倍必要なんですね。

リアルな生活が充実しているのを「リア充」と言うらしいのを息子の会話から知ったが、実はブログという電子日記のようなものは(公開が原則だから日記とは本質的に異なる)この個人のリア充を前提条件にして成り立つ擬似的なコミュニケーション世界であるという事だ。だから「俺はこうだもんねー、いいだろ?」というある人のスタートが「でも僕はこんなだよ?どうだ?」という反復によって駒が進むという具合に展開する。こういう決まり事なのだから、わざわざ否定的なコメを書き込む意味がないのだが、オバカな人は自分の意見を書いたり、聴いたりする場所だと本気で思い込むからややこしい炎上なんて馬鹿げた事がホントに起きる.「言わせておけば良いんですよ。どうせ自分とは直接関係ない事なのだから、、」という位の処理をしておけば良い。ネットの会話なんてそんな程度の事である。

 ところがタマに超マジな人がいて、真剣な顔をして「相場師になりたいので弟子にしてください。」とか本気かジョークか言って来る人も5年に5人ぐらいはいるのね。で、こちらは暇だから先方が会いたいと言えば「別にお好きにどうぞ、会うだけならいつでもおいで」と礼儀がわかる相手なら暇つぶしに会ってみたりする。
 するとリア充の適当な世界がいきなりマジな世界に変るので、僕よりも相手のほうが緊張するらしい。デカイメルセデスで迎えに行ってやって、広い見晴らしの良い部屋で大きくて長いグラフを3000枚ぐらいたくさん見せて、場帳と道具をみんなこんな量はいるんだろ?と見せて、典型的なうねり取りやリズム取りの50-60回の1年程度の連続譜を見せてやると、世間話やコチラに合わせて何か話していた人が突然まず黙る。理由はきっと、現在の自分の努力の数量と質が僕との比較でどうか?=圧倒的に不足しているという直感による認識にすぐ変るんだろうと思われる。だから軽い質問の意味に「常にアホと返される本当の意味」が少し想像できるようになるんだろうと思う。その意味では、直接の面談というのも値打ちがあるんだなとは僕は思うので、礼儀がきちんとしている人は暇なら拒んだりはしない。

自分の感覚が「逆張りはマイダスタッチ」になるまで真剣に練習すれば、マジにマイダスタッチなのだ。建てる、落とすというのが数日でも当日でも、あるいは2週でも何でも良いが100%利食いで落ちれば、金なんてどうでも良くなる。ロールスもカローラも同じ象徴価値しか意味を持たないという事になる。
相場師は場所と時間をあまり選ばない商売であるから、田舎の土地の安い自然環境の恵まれた水と空気と食物が上等な場所で温泉三昧で生きて行くのに大したお金は必要ない。多分都会の1/3ぐらいだろう。東京でカードで100万以上毎月使っていたのがせいぜい30万ぐらいしか買うものがない。これもやってみた人しかわからない。目黒や代官山の素敵な150平米のフラットは現在5億円であるが、熱海なら2000-3000万で同じものに掛け流しの温泉がついて来る。その記号の差異47000万分は遊んでいて良いという事だから、時間と手間がお得なのだ。だから仕事なんてしてもほとんど意味が無いとますます思うようになる。でもこれを「リア充」というのがホントの言葉の使用法なんじゃないの?と思うのだね。

 中学だか高校だかの数学で「順列組み合わせ」という授業を受けた覚えがあるが、内容は全部忘れてしまった。500ぐらいの選択枝から項目別(10ぐらいの要素)に自分の好きなものを選んで実行するという問題が仮にあるとして、職業と地域と時間と思考と実行の欄がきっとポイントなのだと思う。
この5点に差異化されているかどうか(デイファレンシエイトされている競争条件かどうか?)で結果の大半が決まるだろうと思われる。勇気が無いと選べないという前提が無論あるだろうが、、。

循環論者は悲観的?

$
0
0
イメージ 1
参考図書

イメージ 2
天底一致

相場が下手な人(これで飯が喰えていない人)のために、参考図書をひとつ紹介しよう。一読してから、相場を初めても遅く無い。すると常に買いからしか相場に入らない自分の馬鹿さ加減を自覚するんじゃないかな?と思うから。
 ヌリエル ルービニ「大いなる不安定」ダイヤモンド社  2010年だ。
あのリーマンショックをかなり正確に予言して的中させた経済学者である。この「大いなる不安定」は、ジョージソロスの豪華な別荘を借りて書き上げた本だが、邦訳はこれが最初だと思う。
スタンリードラッケンミラーもジョージソロスもカールアイカーンも循環論者は現在ほとんど全員が「暴落は近い」と警戒して、アセットの多くを「ショートポジション」に変えているという報道をされている。
 相場のネタの事だから、無論真偽はわからないが、世界中の中央銀行がお金を刷りに刷っている未曾有の金融緩和が曲がり角にそろそろ向かうというタイミングに「注意を怠るな」という態度は正しいと僕も思う。だからか2015年の2月ぐらいからずっとショートポジションを増やして、ロングを手仕舞ってきたしそれで良かったと思う。少し売りが早すぎたものも無論あったにしろ、やはりいずれ崩れそうというようなチャートは月足で見ても増えているし、既に崩れてしまって年初来安値が昨年の最安値を下に切ったもの=つまりネックラインを下に切った壊れたチャート が増えている。

 長いグラフ(月足なら30-50年の数度の天底の往来が見えるもの、日足の折れ線なら3-5年の大きなうねりが見えるもの)を見れば、誰にでもわかる(感覚的に小学生でもわかる)ように、大半のグラフが
底(100円かそれ以下)と天(1000円とかそれ以上)をゆっくりと数回往復しているのがわかる。
その往復の一片は、上げで3-7年、下げで3-10年とマチマチだが、上げに時間よりも下げの時間のほうが長い場合が多いと思う。

2年程度のうねりの短いタームでも、「天底一致」というような現象はまず間違いようがないくらいに正確に起きるのでじっくりと観察してみると良い。1699(野村原油)と1552(VIX)などは1日のズレも無くシンクロして反対方向に一致しているが、珍しいことに金曜に逆鞘に変化したので注目のタイミングということに常識的にはなるんだろうと思う。

暑いのでサッパリが良いよね

$
0
0
イメージ 1
讃岐でツルツル

イメージ 2
芦ノ湖キラキラ


 早いもんで5月も明日で終わる、なんだか崩れそうで崩れないが、政策対応で消費税増税延期となるらしいが、政権維持に遮二無二突っ走るという意味では、阿倍の政治的本能は多分壊れてはいないという事なのかもしれない。本能というものは何であれ「無理が通れば理屈は引っ込む」という状態のことを指すと僕は思っているから、これで消費のこれ以上の腰折れはしばらくは止まるだろう。
 日本人というのは独特の物価観と労働観を多分持っている国民性なんだろうと思う。そしてそれは「リフレ政策」に関してデフレで対抗するというような「百姓一揆」的なロレツの廻らない対応をしても矛盾とは感じない。だから黒田の政策はちっとも効かない。
「これから2%の物価上昇が起きますよ。すると資産価格や消費者物価が上がりますから、上がる前からお金を使ってそういうものを予め買っておいたほうがお得です。」というのが日銀黒田のリフレ政策の言い分であるが、一方の百姓のほうは「何だ、物価が上がるのか?給料は上がらんのに物価だけ上がれば生活がまた苦しくなるから、今のうちに貯金をしよう。」というように多分考えるのだろうと思う。(爆)まるで噛み合っていないから政策は効かないし、物価と賃金も実質的には上がらない。その27年間でGDPもちっとも拡大しないし、証券市場も高値をちっとも更新しないのは世界で日本だけという有様だから、たしかにデフレ好きという国なのだろう。
 見渡せば、長期国債利回りはほぼゼロであり(一部はマイナス!)、株式配当利回りは4%を越えるものがゴロゴロあるし、純資産倍率が0.5以下のものもこれまたゴロゴロある。つまり日本人の大半は資本主義をまるきり信じていないという事なのだろうと思う。資本主義では、利子率=利潤率となるのが定理だから、「すでに日本は資本主義ではない」そう考えたほうが自然だろうと僕は思ったりする。長期金利がマイナスになるという事実は、「どんな商売をしても損になる」ということと同義語である。果たしてそんな事があるのかね?

 随分前だったが、郵便貯金のテレビCMだったと思うが、100歳を超えた金さん銀さんというバーさんペアが、「将来のために貯蓄する、、」というコピーのCMがあったと記憶している。これはきっと日本人以外には「意味不明」なんだろうと思う。彼女たちにとっての将来というのは自分の残った時間という意味では多分ない。そうではなくて子供や孫つまり自分の係累の将来にとって貯蓄は重要だという意味だろうと思われる。だからこそ「俺俺詐欺」のような相当世界的にはめずらしい犯罪が多数成立したりするんだろうと思う。
現在の需要を将来に先送りする国民性が常態ならデフレが一般化するのは当然であるだろうから、いくら政策を打っても効果がない。「贅沢は敵だ、欲しがりません勝つまでは」というような大本営のスローガンが未だに生きてるという事なんだろう。

 その点では猫は「贅沢は素敵!みんなの諦めた贅沢はみんな僕に頂戴ね。」というリア充な口である。ヒラヒラ毎日遊んでいても何ら困らないどころか、きっと労働している人全員が馬鹿に見えるぐらい資本社会の恩恵を一人受けているのだろう。それは多分、自分の頭で感じて考えて実行してみるという事を若い時から習慣化しているせいで、「世間の常識は貧乏まっしぐら」だねと感じているせいでもある。

僕のブログに来る人の誰かの足跡を辿ったら「私は2015年9月から、信用取引(信用買い)を繰り返して大損をしました。アベノミクスで最初は1000万の資金が2年で1800万になりましたから、強気で下げた所をどんどん買ったら、結局200万まで資金が減って1600万の損になりました。残った200万も無くなりそうです。」とあった。

「おめでとう!貴方はエライ。もっとどんどん強気で相場をやってオケラになりなさい。 君が100人ぐらいいれば、猫はこの先もきっと安泰です。」とホンネで思う。この人の発想はきっと金さん銀さんと同じなんだろうと思う。こういう人たちをオカズにして僕は今ならウドンをツルツルっとやって夜のゴハンは済ましてしまう。暑いのでサッパリが良いよね。

単純な長っパリのほうが楽だと思うね

$
0
0
イメージ 1

 将来の事は誰にもわからないからこそ、今日のこの1日を精一杯充実して暮らす事が本当に大事だねと思う。昨日まであんなに元気だった人が、突然心筋梗塞やクモ膜下でコロッとなくなったりするのが周囲では珍しく無い。50歳を過ぎたら何が起きるかわからないし、大抵はよくない事が起きる事が多いから、そうなる前にしたい事は全部予防的に何でもしておくことが「お得な生き方だね」とつくづく思う。
 自分の5年先の、いや3年先のことだって予想がつかないのだ。まして世の中がどうなるかなんてマグレ以外に当たりっこ無いと思えば、したい事を先伸ばしにする合理的な理由など一つもないと50歳を過ぎれば思う。5年前は東京の中野に住んでいたが、まさか静岡の熱海に家を買って暮らすなんて想像もしなかったことが実際に起きている。全部、自分以外の出来事の成り行き上でそうなったのだし、意図してというよりはなんとなくそうなったのだが、結果オーライにいつもなるのは「嫌いな事は拒否して好きな事しか選ばない」というスタイルが固まっているからだろう。
 温泉好き、じゃあリゾートの温泉掛け流しのマンションを買っちゃおうとなったわけだ。それでそこに住んでも問題ないのなら、しばらく住んでみる。思ったほどは不便ではないから、まあこれでいいかなとなる。都内で駅から車で5分で150平米の駐車場付きのマンションは無論億ション以外にあり得ないが、賃貸でも家賃が月に50万は下らない。ところが熱海ならタダ同然の値段で高級物件が投げ売りになっている。それを拾ってたっぷりと改装費をかけても都内のワンルームと変らないのだ。従業員が3万人いる日本で最大級の食品会社の社長の別荘を買ったということだが、メルセデスより安いのだ。へそくりで何件でも変えるぐらい安い。日本はデフレだねと思うのは、不動産や株式の価格を見ると納得するだろう。

 さてもうそんなにたくさん金はいらないのだが、それでもあっても邪魔にはならんから、あと1億くらい気晴らしに手抜きで取るかと思っているのだが、8604 野村が目についた。
12年5月に250円だったものが1年で4倍になって1000円付近まで上げている。その後300円ぐらい押してまた戻り高値を15年5月ごろに取って崩れた。1年で半値450まで売られている。

 因に配当は15円、純資産は752円と優良だ。
本当にリフレ派の言うように、資産価格が上昇するのなら一番に上がってよい候補なんだろうが今の所は上がらない。配当利回りでも4%近いのだから、預金などの40倍も有利なはずだが安値に放置されている。
仮に450円から20円刻みで1万株ずつ10回買ったら平均350円で10万株になる。資金は3500万だ。配当は140万だ。3年ぐらいでインフレになれば1500円か2000円ぐらいにはなるんだろう。すると税金を払っても1億以上の利食いになるだろう。

ブログで書くようなプロの小技を上達しようと練習しても出来るようになる人は500人に一人二人である。それよりこのほうが単純で楽だし、成功する確率は格段に高いと思う。当て屋だが、安値で拾えばいずれ当たる。相場なんて単純な長っパリのほうが楽だと思うね。

月足更新

$
0
0
イメージ 1
横浜  萬珍楼 テンシンポ
一人1万円未満でお腹いっぱいです。
イメージ 2
ガラガラの中華街

 雇用統計というネタひとつでドル円が2.5円も5時間でぶっ飛んだ。ストップロスを巻き込んで円買い株売りに軍配が上がったという事だろう。こちらはずっともういつでも戻れば売り直しのスタンスで、買い玉は無いのだから下げればOKで、ニヤニヤしながら毎度定例の月末の月足の更新作業をしこしことやっている。1日に8-10時間も細かいことをしていると目が疲れるのは老人化がどんどん進む証拠だから、いくら相場で取れたにしても、そのせいで目が不自由になったのでは元も子もないのだから、適当に数量を減らしてもいいかなとそろそろ思う。来週はまたきっと電車が止まるんだろうと思うね。
 更新作業の時は食事を作るのも面倒だから、鍋一杯にチキンカレーを作る。ストーブという厚手の鍋に、タマネギを4つ薄くスライスして徹底していためる。きつね色から黄土色に変わるまでとにかくベースを作るのが重要で、炒めでベースの9割が決まる。後は材料の程度で決まるので、スパイスはコストコのソルトフリーのパウダーとパタックスのペーストにチャツネで満点となる。
好みでカイエン5本、ニンニク、ショウガ、トマトを加えて、セロリを3倍量と人参とピーマンをヴァイタミックスでみじん切りだ。1時間ぐらいの作業量と、勝手に炒めたり煮たりの5時間で立派なチキンカリーが完成する。ちなみにチキンは静岡伊勢丹の地下で地鶏のモモを2枚買った。材料コスト総額で3000円もきっとしないと思う。材料を買うために使った時間とガソリンのほうが数倍高いと思うが楽しみだから計算には入れない。きっと8皿分ぐらいはあるんだろうと思う。一人では無論飽きるので、友人夫婦を呼んで一緒に食べたりマダムに残しておいたりする。、今回は豆を入れた。ミックスビーンズというのを売っているのでそれを使用した。ひよこ豆、キドニービーンズ、大豆のミックスでほくほくした食感が楽しい。

とにかくご飯を炊くだけだからカレーは楽だ。ご飯は土鍋かストーブのオーバルで10分ぐらいで炊けてしまう。3合ぐらい炊いて、あとは冷蔵庫で冷凍か冷蔵で3-4日分はある。その間にグラフを済ませてしまうというローテーションだが、当然飽きるから途中で「じゃこチャーハン」とか醤油味を挟むことになる。
 ジャコひと掴みにバター10グラム、刻みネギ大さじ3ぐらいを炒めて、それに卵を落としたご飯を加えて炒めること3分、最後ににショーユを鍋肌からジューと加えて香り付け。塩、コショウで仕上げておしまい。10人に作って10人が「旨い!」とぺろりと食べる。つまり日本人は「バター醤油」に目がないということである。きっといきものがかりの「ありがとう」みたいなもんだろうと思う。金儲けするより美味しいご飯をちゃんと作るほうが我が家では評価されるようだ。

死ぬくらいなら飛んでみるほうを選ぶのではないか?(爆)

$
0
0
イメージ 1


Edward Chancellor
[ロンドン 1日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 量的緩和と超低金利は、今もまだ当初の約束を果たせていない。マイナス金利の効果は、さらに期待外れで終わっている。先進国の経済成長はあいかわらずパッとせず、各国中央銀行の当局者は、しつこいデフレに頭を抱えている。
こうした状況下、金融実験室が生み出す次の作品が、いわゆる「ヘリコプターマネー」であっても不思議はない。空から大量の現金をばらまくことで経済の問題を解消するかどうかはさておき、想定される結果の1つは、金融資産の大量破壊である。それを思えば、これほど多くの投資家があのような政策を激賞しているのは驚きと呼ぶほかない。
中銀当局者(そしてその一挙手一投足を執拗に追いかける投資家)たちの見える範囲では、自らが繰り出す金融政策の実験結果を予想することはできないことは、今や当たり前となっている。
グローバル金融危機以降、金融当局が証券を買い入れ、ゼロ金利政策を導入したことで、富の格差拡大や、年金の支払い不履行、生産性の低下、デフレなど、予期せぬ多くの影響が生じた。
何よりも、欧州と日本が導入したマイナス金利は、意図していた効果とは真逆となる、現金資金の退蔵を促し、同時に市中銀行の貸出意欲を減退させてしまっている。
他のすべての政策がうまく行っていないように見えるだけに、「ヘリコプターマネー」というアイデアは支持を集めている。これは1969年に経済学者ミルトン・フリードマンが生み出した用語で、実質的に国民に直接現金をばらまくことにより、インフレと経済生産を加速させるというアイデアを指している。
複数の投資家が、このアイデアを支持する意見を表明している。かつて「債券王」の異名を取った、資産運用会社ジャナス・キャピタル・グループのビル・グロス氏は、最新の月報で、ヘリコプターマネーの近日実施に楽観的な態度を見せている。
「ヘリコプターマネーは乱暴な終わりを迎えるだろうが、だがそれをやらなければ緊縮というリハビリがすぐに到来し、長期リセッションに突入するだろう」。13億ドル規模の「ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンド」を運用するグロス氏は先月、こう書いている。「政府と中央銀行は、死ぬくらいなら飛んでみる方を選ぶのではないかと思う」
だが、グロス氏をはじめ、中央銀行の実験的手段として最後に残された「ヘリコプターマネー」を主張する人々は、この革新的な政策が金融市場にもたらす潜在的な悪影響について十分に考え抜く必要がある。
「ヘリコプターマネー」に熱を上げる人には、いくつかの思い込みが見られる。第1に、この作戦が行われる経済には、余剰生産能力がたっぷりあるものと想定されている。第2に、現金のばらまきによって生み出されたインフレが制御不能になることはないと想定されている。第3に、どこからともなく現金を生み出すことで逆に経済的に苦しくなる人々はいないものと考えられている。
つまり、ヘリコプターマネーはコストのかからない、いわゆる「フリー(無料)ランチ」だと思われているのである。GAM(ロンドン)でストラテジストを務めるマイケル・ビッグス氏がこの政策を主張する最近の記事タイトル「ヘリコプターからマナが降る」で示唆したように、神からの授かり物なのである。
だが、こうした想定は疑わしい。まず、ある経済の余剰生産能力をリアルタイムで正確に測定することは難しいことで有名である。近年の先進国経済が伸び悩んでいるからといって、活用されていない資源が大量にあるとは限らない。
むしろ、金融緩和時期に資本配分が適切ではなかったこと、また先進国市場において低調な投資水準が維持されたことで、潜在的成長率が低下した兆候かもしれない。従来の通念が米国など先進国における余剰生産能力を過大評価しているとすれば、いくら多量の現金を投下しても、短期的にはそれほど成長を刺激しないだろう。
こうした状況では、ヘリコプターマネーは予想されるよりも大きな価格上昇を引き起こす結果となろう。インフレが実現するとして、なぜそれが中央銀行の目標である2%付近で推移するはずだと言えるのか、その理由ははっきりしない。
要するに、ヘリコプターマネーが中央銀行にとって最大の悪夢、つまりインフレ期待に「歯止めがきかない」事態となっても不思議はないのだ。
ヘリコプターマネーの支持者が約束する「ランチ無料券」にも疑問がある。資本主義のシステムは、膨大で複雑な、相互に関連するバランスシート網で構成されている。その名前が示すように、バランスシートは「収支が合う」ことを想定している。
ヘリコプターマネー主義者は、中銀はこの原則の例外だと主張する。何しろ、米連邦準備理事会(FRB)など各国中銀は、紙幣を印刷して負債を返済することができるのだ。こうした考え方で行けば、会計上、中銀が債務超過に陥っているとしても何の問題はない。
これでは何だか話がうますぎるように聞こえる。なぜなら、そのとおりなのだ。ヘリコプターマネー実施後、中銀のバランスシートが「バランス」しない場合、その損失は誰かに転嫁されなければならない。
唯一の問題は、それが誰かということだ。最初に犠牲になるのは資金の保有者、つまり銀行の預金者である。パイ・エコノミクスのティム・リー氏が書いているように、ヘリコプターマネーは「純粋なインフレを意味している。それは単なる貨幣価値の破壊である」
もう1つの潜在的な犠牲者は銀行である。銀行は、中銀がゼロ金利しか支払わないとする準備預金の維持を義務づけられているからだ。
さらに、もっと心配なのはインフレ期待の上昇が債券市場に与える潜在的な影響である。近年、短期金利がゼロ近くまで低下する状況に対して、投資家はより償還期間の長い、高利回りの債券を購入することで対応してきた。デュレーションのエクスポージャーが増大しているため、長期金利が比較的小幅に上昇するだけでも、巨額のポートフォリオ損失につながる可能性が生まれている。
さらに、ブリッジウォーター・アソシエイツなどのヘッジファンドが推進している、人気の「リスク・パリティ」戦略によって、多くの機関投資家が債券市場でレバレッジ・ポジションをとっている。これによって長期金利が予想外に上昇した場合の投資損失の見込みが膨れあがっている。
債券市場が総崩れになる可能性は、投資銀行が伝統的なマーケットメイクの役割からの撤退を進めているという事実によって、さらに増大している。流動性が枯渇するなかで、債券市場はますます不安定になっている。ヘリコプターマネーの投下後に長期金利が急上昇すれば、低金利時代に市場価格が上昇した資産、つまり株式、不動産、ジャンク債や新興市場債などさまざまな「キャリートレード」対象の商品のほぼすべてが潜在的リスクに晒される。
インフレ率の回復と金利上昇は、先進国の硬直化した経済にとって、何らかの長期的な利益をもたらす可能性は十分にある。インフレ率の上昇は、多年にわたって積み上がってきた過剰債務の負担を軽減してくれるだろう。資産価格の崩壊は、かつてないほどの資産格差の拡大傾向を急激に反転させる。住宅価格はもっと手頃になる。金利上昇によって年金基金の支払い能力は改善され、保険会社の苦境も緩和される。
長期的には、金利上昇は資本の配分を改善し、生産性と所得の成長を加速させる可能性さえある。
だが、理論上は経済的メリットがあるにもかかわらず、ヘリコプターマネーの実施は金融市場の大混乱を招く可能性がある。この政策を推奨している投資家は、自分たちが公共サービスに携わっていると思っているのかもしれない。だが、投資家の仕事は投資リターンを確保することだ。中銀の「ヘリコプター」部隊が離陸する姿勢を見せているなかで、その仕事はひどく難しくなろうとしている。
=========================================================
 優れた記事があったので転載しておこう。現在、主要国の中央銀行のリフレ政策の限界と弊害と今後の可能性についての冷静な分析と推測という意味で何度か読んで、自分の頭で今後の世界の動向を想像してじっくりと考えてみてほしい。
「資本主義の終わり」が叫ばれて久しいが、グローバル化した金融市場は現物市場の5-10倍ぐらいのロットとスピードで、過去の金融定理をことごとく覆しつつあり、政策の有効性に大きな疑問符を投げてきたのは周知の事実だろう。さて黒田は次はヘリを本当に飛ばすだろうか?

 土曜日の4時からは伊豆長岡温泉にある「弘法の湯」という立寄の岩盤浴に行く。1000円で7時間いられるとても安い温泉だが、バドガーシュタイン鉱石と北投石の浴槽のあるラジウム鉱泉だ。軽い被爆をする(ラジウム)のだが、ホメオパシー効果というのがあるらしい。毒を持って毒を制すという考えかたなのだろう。末期ガンの患者が車椅子で来て、歩いて帰るというそういう不思議な効果があるらしい。
インフレで土地や株式が買われる(上がる)とすれば、デフレでは売られる(下がる)ということである。ここにきて2012年の安値を下に切ったものが散見される。エネルギーコストの暴落と需要の激減がそれを引き起こしたまさにグローバルデフレである。
麻生副総理は「金が無いんじゃないんだ、需要が無いんだ。」と言う。64億の豪邸に住んだらきっとそうなんだろうが、家賃6万のアパートに住む多くの人たちは「需要の問題以前に、俺たちには金がないんだ。」ときっと言うのだろうと思う。

黒田の出番があれば、日本は相当に革命的な国家ということになるのだが、、、。

紫陽花祭り

$
0
0
イメージ 1
230種の紫陽花があるという庭園

イメージ 2

変った形
イメージ 3
城ヶ崎海岸から海を見下ろす
イメージ 4
そばのベーカリーカフェの庭園  リスがいる!

 6月は紫陽花の季節だ。去年は鎌倉の明月院に行ったがあまりに混雑が酷いので他にどこか良い場所がないかな?と探していたら、伊豆高原の城ヶ崎海岸に紫陽苑という名所があるという。問い合わせすると現在満開ということで友人夫婦と出かけた。
 なんと230種もの紫陽花が満開状態だったが、月曜のせいかガラガラに空いている。はやり遠いから東京からくる人はあまりいないのだろう。それでも所沢と相模ナンバーの車があったので知っている人は知っているということなんだろう。実に見事な紫陽花だった。熱海から車で135号を1時間強、下田方面に下って、有名な川奈ホテルの先にある岬の突端にある。紫陽花以外にも庭園には四季の花がたくさん植えられている。温室もあって、花好きな人には嬉しい施設だろう。熱海市民は250円(一般は500円)という特典付きだった。

市場価格って幻想じゃないの?

$
0
0
イメージ 1
お昼はカオシャン、じゃこチャーハンとワカメスープ

イメージ 2
6輪150円の紫陽花

今日は昼から中華料理を作った。というのも「甘酒」を使用したエビのチリソースというのを作ってみたいねと思って、青木というスーパーで甘酒の素とコストコで冷凍エビを買ったのだ。
 これは生のトマトをミキサーで撹拌してソースを作る高級中華である。
山のようにネギとショウガをみじん切りにして胡麻油で炒めて、そこに大さじ1の豆板醤を入れて焼き付ける。そこに戻したむきエビを加え更に焼き付けた後、ソース(トマト大1個のミキサー処理、醤油大さじ1、甘酒のもと大さじ3)を加えて3分加熱し、その後水トキ片栗粉を少々入れておしまい。これが超絶に旨い!!!

 六本木の中国飯店(コースで5万の店だ)のよりマジに旨いのである。全員やってみよと思う。加えて定番のじゃこチャーハンとわかめスープでお腹一杯である。昼からこれだと食い過ぎかなあと思う。お天気が悪いので散歩が出来ないし、梅雨は肥るがしかたがない、昨日は伊東の青木というスーパーで北海道産の豚のスペアリブを1キロ買った。これをバーベキューで喰うのだが、ソースを作って1晩寝かせてオーブンで焼くことになる。なんか喰うことしか楽しみがないようだ。
 昨日は農協のやっている直販所で 紫陽花の切り花を買った。6輪で何と150円である。マダムの花屋では1輪で5300円である。この212倍の価格差は何だろう?亭主でも説明不可能な価格差が現実に起きているのが不思議よね?価格って幻想じゃないの?とつくづく思います。
でも世の中の特級主婦層って、この5300円の紫陽花が好きなんだよねえ、困った事に。

効率なんて快感にとっては無意味だろうと思う

$
0
0
イメージ 1

今年ももう6月で半分ぐらいがあっという間にすぎてしまった。田舎にきて仕事らしい事は何一つしていないし、これといった趣味も無いのだから、随分と退屈しそうなものだが、毎日あっという間に1日が終わってこんな調子だとあっという間に病気になって死んで行くのだろうか?とも思う。今年は人生で始めて気管支炎で入院したのだし、もう身体がかなりボロになっている証拠だから、なにかの拍子でおかしくなってコロッといつ死んでも不思議は無い。
でも人生で何か有用なことを成し遂げる事が目的みたいな人を見ていると実に疲れるから、こちらはグータラヒラヒラ毎日もうずっと20年以上遊んで暮らしているのだが、それで別段何か悪い事が起きるわけでもない。「なんであの人たちはマジで毎日無駄な事ばかりして勝手に疲れているんだろう?バカじゃねえの?」と毎度思うがそれがきっと好きなんだろうからどうしようもないねえと思う。義務教育の刷り込みって実にヤバいよねえとも思います。自分の頭で考えるという事をしたことの無い人ってたくさんいるんですよねえ、、。周囲と同じことをする事だけに神経の大半を使用している人が実に多いような気がする。それって日本人の典型的な病気だと思うのだが、、。
 反射が弱くなったり、筋肉が落ちたり、注意力が散漫になったり、記憶力がひどくなったりと、老化はあまり良い事がないのだけれど、元来楽天家でなるようにしかならんねえと思っていると駄目な結果が起きてもまあこんなもんだろうと自分を甘やかして「俺様、サイコー!」な気分でご飯を食べたり風呂に入ったり眠ったりするのに不都合はない。不都合が無ければ別段困ることなど無いわけであり、何をしてもしなくても誰にも迷惑をかけないのだから、それで良いじゃないのか?と思う。

最近は早朝に風呂に入る事が多い。4時とか5時とか薄明かりになってくるころに温めの湯に30分ぐらいゆっくり浸かって本なんか持ち込んでいる。のぼせる前に上がってまた寝る。すると起きると10時とか11時とかはザラだ。スタートが遅いと1日は早いから、ぐずぐずとブランチを作って食べると満腹になってまた眠くなる。すると昼寝などると夜はなかなか眠くならないからずっと音楽を聴いたり本ばかり読んでいる。
  大体、マジにコツコツとお仕事をしないと幸福になれないというような社会の決まり事が気に食わないし、人間は全部そんなふうには出来ていないはずだから、全部をまとめてくくるような決まり事には全部僕は反発するのだろう。警察ものの映画よりも泥棒ものの映画のほうが好きなのは、「社会的な秩序」についての両面からのアプローチについてどちらが好みか?という証拠でもあるんだろう。秩序が乱れるのが好きか、秩序だった状態が好きか?という差異なのだろう。だから相場の世界の無秩序さが自分の肌に合っているということも多少はあるんだろうとも思う。

熱海もミニバブル

$
0
0
イメージ 1
重機の入ったスコーレ
イメージ 2
来宮神社は大人気!



どうやら熱海もリゾートバブルが始まったようだ。先月べラビスタが売れたが、営業マンから聞いた話では、アレ以降1か月ぐらいで40軒以上の成約が有り、玉が不足しはじめたようだと言う。価格も上昇しはじめたようで、待機していた団塊世代の引退組が本格的にリゾート暮らしを始めたということらしい。
 上記の物件は僕のフラットの1階上のリゾート使用のものだ。建築時から特に改装を大きくしていない物件で、販売時の価格は2.2億、再販売時の価格は2900万だったものだが、それに500万ほど盛っている.(爆)まあ税金と管理費で10年で2000万近くは払っているからそんなものといえばそんなものだろうが、同じ面積の物件を僕は1100万で1年前に拾っているから、バブルと言えばミニバブルなんだろうと思う。

 駅前にゴールドクレストが30階建ての360戸のタワーを建設販売中でこれが即完売状態である。100平米で18000万と高額で1平米180万と都内並み。一方、このスコーレは単価27万と1/8である。新築は中国人が5割、都内在住が4割、関西1割の販売だったという。販売事務所は東京にしかないので地元民は最初から念頭にない物件である。あの舛添さんみたいな人に売るための物件ということである。
現在、熱海はリゾート定住が激増しているが、5年前は定住者は多くて15%ぐらいだったが現在は4割に接近している物件が増加している。結構関西方面から熱海に来ている人もいるようだ。多くの物件が温泉地で豊富にある場所は限られるし、熱海が日本で最大のマーケットで、年間で1000軒程度の不動産取引がある活発な市場なのだ。雪が振らない、冬に暖かい、温泉がある、買い物が便利、都内のアクセスが楽という好条件が揃っているのは熱海ぐらいしかないのが現状で、定住するなら最適という事になる。病院がある、介護やケアが豊富にあるなど、老人がもともと多い場所だから、10年前後でくるくる回転しやすいという特徴があるのだと思う。マンションと一戸建ての販売比率は20対1ぐらいで圧倒的にマンションが回転しやすいらしい。やはり管理の問題で、定住しない一戸建ては3年で資産価値ゼロと見ておくべきだろう。誰も土地以外には金を支払わないのである。土地はタダ同然で、坪数千円からゴロゴロあるからだ。

 日本人の成功した人の終活の生活パターンとして、定年までは都内で仕事をするから、リゾート使用の物件を近い場所に買う(あるいは海外に買う)。定年になったら通勤用住宅を処分してリゾート暮らしをする。10-15年暮らして(75歳以上の後期高齢者になって)自分で運転がヤバくなったり、調理や歩行に支障が出たり、病院が必要になると介護用施設(ケアハウスや老人ホーム)に移るというケースが大半だろう。
子供や孫と同居するというのは多分例外だろうと思う。郊外の一戸建てが急激に不人気化している理由はこれだろう。住みたい人がどんどん減少すれば価格崩壊が起きるのは当然だと思う。
シャッター通りが日本中で起きているという事である。部分的なバブルと全体的な廃村化といういびつな共存が今後の不動産の常態となるだろうと思う。

午後のパレード

$
0
0
イメージ 1
8604



夏の日差し 乱反射してパレードがやってきた
約束の切なさと同じだけ 今日は騒ごう!
サイフの中のセンチメンタルだけじゃ
全部両替しても 足りないんじゃない?


まるでバクダン抱えた 君は未来のパイロット
高速スピーカーで目一杯 世界に警報を鳴らせ!
君のとなりにいるその人って
ホントに君が思うような人ですか??


世界中のクエスチョンマーク
賑やかな夏の午後のパレード
そこら中危険ノーマーク
ごめんなさい生まれつきノーテンキで



  詞   午後のパレード  スガ シカオ


なんかダダーっと2月にかけて一気に崩れたから、主力の低位株の年間高値は大半が1/4と大発会になっていて、年間安値は2/8か2/12が大半で、そこから少しは戻しているものもあるんだが、ここにきてまた再度
新安値を下に切って、きっ夏場は2番底?みたいなチャートパターンが激増している。だから「戻れば売っておけば楽だね」とド下手なアマチュアに余計な事を春には書いたんだが、下手な人は日柄と値幅の取り方がマズくて、大きく踏まれて大損になっている人もきっといるんだろうと思う。
やり方がわかっても、つまり楽譜が少しは読めるようになったと錯覚しても、指が動かないとピアノは弾けないのだから、練習とはそのピアノの練習のように、分割の玉操作は何度も繰り返し反復して音感と指の運動の訓練だから、酒田ならちゃんと道具を揃えて基礎から逆張りをするしか無いのだし、「物」になって多少はマシになるのだって最低は10年ぐらいはかかるから、焦っても金持ちにはなれないよと言うんだが、ちっとも書いた事を読んでいない人ばかりが、毎日500人もやってくる。ホント馬鹿につける薬は売ってないんだね.(爆)
 ベトナムさんなんか、俺が馬鹿の相手を暇潰しにしているから「まず月足20年2000枚」なんてサブタイトルまで書き直して注意喚起をしているのだから、まずはそれをやれよと俺も言いたい。やったらどうなるかと言えば「操作が少しはマシになって、相場で金が出来る」ということで、それは他の仕事と同じことで、鉋だけ10年研いでりゃ、紙のように薄く削れるようになるという事だ。

7735のリズムの試し玉を以前に上げたが30回ぐらいやって損切りが1回も無かった。全部が試し玉だから、全部粘らんで軽く落としてクルクルだけしていたが、昨日  1115  1-と18日ぶりに試しを売った。
きっとこんどは本玉が建つか?と期待している。

前回の最後は  5/12   941  1-   5/13   916   -1
        9/16   927  1-   5/17   920   -1  と試しを逃げてそれから上げをじっと見て待っていたのだね。上げ切って売るそのたったの3-4週の有る無しが感覚的な「上手い下手」の決定的な分かれ目だが、それが異銘柄でわかって出来るようになるまで基礎の分割練習の10年と月足2000枚が必要だということなのね。

7248

1/14    928   1-
1/15    914   -1
1/18    906   1-
1/19    920   1-
1/26    964   1-
2/5     933   1-
        929   -1
2/8     941   1-
2/9     901   -2
        891   -2
4/5     752   1- 
        736   -1

6/10    866   1-

4/6から6/10までなんで僕は待ったのだろう?7735の補完的な異銘柄として7248を見ているからで、実は一緒なんですよ。

あと2週もするとブリグジットでEUはどのみち荒れるんだろう。結果がどうなっても円高に走りそうで、極端な事が起きるとドイツ銀が弾けてリーマン以上のトラブルが起きても別に僕は驚かないよ。デリバティブのレバレッジが現在42倍だと馬鹿げているのだから、4%ズレたら債務超過に一気になるとすれば、短期金融市場は凍り付くだろう。だからこんな午後は スガ シカオをYOU TUBEで聞きながら僕はグラフを書くんだよ。

楽しく生きるが労働しない

$
0
0
イメージ 1
料理と哲学が僕の楽しみ


慣性の法則というのがあるが、これが個人的体験となると実に切り替えが難しい。それはきっと種の保存法則の経験値によるのだろうと思う。だから社会的な禁忌を、あらゆる規範によって実行させようとするから抵抗しうるのは極限られたアウトロー以外には存在しないという事に多分なるだろうと思う。「奢侈と浪費の薦め」を僕が10年前からずっとブログに連載しているのはそういう理由からだが、玉操作とか基礎の練習とかより少し高級な事を書かないと面白く無いと感じたからである。右脳の訓練は相場で可能だが、左脳の訓練は「浪費の薦め」の実証実験が必要で、哲学者の国分敬一郎もその必要性を書いていると思う。こういうことはセンスだから、センスの悪い人には一生わからない事だろうと思う。
 何が言いたいかと言うと、日曜日は天気が悪いから、湘南Tサイトまでデバって、本を買って平塚の天丼屋を発見して、エビ穴子天丼(1680円)を食べて来た。料理本を2冊、飲食店案内の湘南版を1冊、それに哲学、社会学、経済学系の雑誌、アットプラスを3冊買った。昼から出て10時に戻って、結構遊べた。

 先週から「点底一致と逆鞘発生」と書いて注意喚起をしていたが、1552VIXの底347と1669野村原油の天389がほぼ一致して(それでも2日ズレたが)いるが、ここいらでドテンと本玉が建てば、およそ2週(今月の22日ぐらい)で短期で大儲けという事に恐らくなるんだろうと思う。
本日午前11時では、金曜比で買いで(1552)40万、空売りで(イロイロ値がさ)で120万の評価益が1日で出ている。都合160万だから、日給としては2月の暴落以来なんだろうと思う。
無論まだ喰わないで引っ張るが、おそらく2週程度でクルクルやると老人二人が熱海で暮らすに必要な1年分の生活費が出てしまうだろうと思う。こういうお仕事(金融資本主義)なので、賃金労働はしないということで、僕はもう労働力を市場化しないことに20年前から決めているが、ピケティーの書く r>g  という世界がそこにはあるのだろうと実証しているわけでもある。

 あー、ソロスと弟子のドラッケンミラーもアップルとフェイスブックを昨年から外して原油と金を買っというけどこれ正解だったという事だよね。きっとvixのCDSのプットをタンマリとヘッジ買いしているんじゃない?
Viewing all 1052 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>