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Channel: 猫次郎のなんたらかんたら書き放題
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逃走線上のリゾートライフ

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視界10メートル、ホワイトアウト

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豪雨と雷 52ミリ

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湘南も飛ばせば40分  辻堂、茅ヶ崎、大磯、逗子、美味しいお店もたくさんある。

 
 ここ数年で、なんちゃって田舎暮らしとか都市と田舎の二拠点暮らしをする人たちがどんどん増えているようだ。初老の人がリゾートで早めに隠居する(KEYさんやハルトモさんのような健康な50代が増えている)僕のような老年初期のなんちゃって田舎暮らしスタイルも増えていて、働いてばかりがお利口な人生でも無いだろう?という割り切った労働価値懐疑派が増えることで都会生活の忙しさにホトホト嫌気がさした人たちが、田舎に別荘を買ったり借りたり、都心に家をもったまま多くの時間を別荘やリゾートで過ごす生活スタイルが増えて来たように思う。7年前のリゾートマンションの定住率は15%ぐらいだったが、現在はそれは35%程度まで急上昇していて、物件のおよそ1/3が定住しているようになった。多分、団塊世代が気がついて少しはお利口になったという事だね。わかっていても出来なかった人が少しできるようになってきたという事だろうと思う。
 こういうサボるのが好きな人が増えるとあまり政府は税金が取れないし、年金支払いが増えるから政府は火の車になってしまう。だから三選した阿部は、年金支給をなんとか70歳まで無理矢理伸ばして死ぬまで働けシフトをすすめようとしているようだが、そんなアホに投票するお馬鹿が未だに55%もいる国って実に笑えるなあと思う。
 熱海、軽井沢、湯沢などバブル時にリゾート法で一気に大規模なリゾートマンションが林立して、それの大半が販売不振で倒産して使用する人がほとんどいない状態が2002年から2005年まで続いていたが、不良債権処理で一気に値下げして「売れる値段で処分する」という銀行方針で初回販売時の建値の1/5,1/10で叩き売られた。100平米以上のプール付き、温泉付き、暖炉付きの15000万の豪華リゾート幽霊物件の大半が捨て値の2000万とかで処分されたのだ。(まあ高級外車1台分である。)一度も入居していないそういうリゾートバブル物件処理が日本全体でほぼ完了したのが2006-2007年の好景気だったと言える。それから更に10年が過ぎ、一時取得者が死ぬかあるいは相続で売って現在は二次あるいは三次取得者が中心に現在利用されるようになっている。これは登記簿を大量に見ると所有関係の変遷が一目瞭然ですぐにわかるからだ。昵懇の不動産屋の社長に上記3地域の100軒ほどの登記簿コピーを閲覧させてもらったから間違いない。一次取得者はそれでも半分はローン(1000万現金、1000万10年ローン)というような買い方が大半で、銀行が優良顧客(主として土地持ちの中小企業経営者)に無理にはめ込んだという売り方だが、10年たって法人のボスが代替わりして息子になって、登記が会社から個人に変わってしばらくして売りに出る。父親の個人保証で法人所有が10年たって、さらに安値で息子に売られ登記が変更されて今度はその個人所有が安値で売りに出る。まあ時間をかけた節税、相続を噛ましたアルバイトというわけだから、適当に回転する安値の玉が市場に出回るという仕組みが出来上がっている。駿河銀行ではないが、担保物件さえ実存すれば低額のツナギ融資は直に実行されるからクルクル回転するという仕組みになっている。それでも二次、三次取得者は、ほぼ全額を現金で一括払いする人が7割以上いるということだから、日本は使用しない金がだぶついて余っているということなんだろう。事実、僕もこの7年間でリゾートマンションを3軒買って1軒売ったがそのすべては現金で支払った。売って入金したものは駿河の融資だった。僕自身は無論1円も金は借りていないのだが、そういう多くの客でリゾート不動産売買はもっているんだろうと思う。外車を1台、買い替えるつもりで物件を買っているのだな。しかも現在売値は建設費の半分以下に下がりきっているのでもうこれ以下にはならないので、飽きれば売れば良いのである。リスクゼロ、使えばお得ときているからなんちゃってノマドリゾート暮らしは当面は極楽寺だともうずっと7年も同じことを書いているだろ?職業、地域、価値観に固定されない生き方、暮らし方=逃走線上の逃げかた、これがスキゾフレスキの上等な外し方なんじゃあないですか?という事である。別段、働かないでずっと逃げていても誰一人困らないのである。都会の集団で群れては生きないというスタイルが少し洗練された人の生き方としてリゾートで増えてくれば住みにくい日本の同質化社会にも奇麗に風穴が開くのかなあ?と僕は期待もしているのだが。さて果たして今後どうなる事やら。(爆)
 ここに来て数年で一気に熱海が活気づいてきたせいか複数の不動産屋が所有物件を売る気がないかという問い合わせが頻繁に増えて来ているということは、市場で玉が薄いから今ならすぐに売れるということなんだろう。実需のある地域での地価上昇が目立ってきたようだが利食いで転がる物件がどんどん増えているのだな。近隣でも新規に立て替えする別荘が今年は急増しているが、そもそももう新規に大型物件を建設するような土地そのものが無いのだから、古い未利用の廃墟のようになった物件を取り壊して新規に建設する以外に方法が無いのである。壊して建てるからコストはその分当然上がる。ここにも中国系、韓国系の大型企業がどんどん進出してきている。建築費はここ5年で50%アップ。土地も2割が上がっている。だから20年落ちの捨て値のリゾートマンションが完売になって払底し、建値は7年前の2倍になってきた。それでも転がるから景気は良いんだろう。労働賃金とは別世界であるが、そもそも労働者には元から救いが無いのは仕方が無いのである。熱海のセブンイレブンの時給は850円。


グローバリズムの不動産利用は熱海でも始まっているということで、頭が固い日本人の多くは置いて行かれると思うなあ。
 都心からのアクセスの利便性、海と山の風光明媚な快適性、温暖な気候、温泉と雪のない快適性、つまりはバックボーンに首都圏3000万人の便利な遊びの場所という背景があって成り立つ場所柄という事なのだろうと思う。また静岡空港にチャーター便で杭州から飛んできて、富士山と芦ノ湖をみて、御殿場のアウトレットで買い物をして温泉に入って帰るという団体中国旅行者のバスがなんと多いことかは、専用ホテルをみているとわかる。そういうホテルは日本人客は一人もいないのである。(宣伝もしないし、そもそも円が使えない。笑)

スキー人気がかつての1/3,1/5に萎んでから、北から南へ、山から海の付近へ移住の中心は大きくシフトしたと思われる。軽井沢と箱根の12月の気温はマイナス5度から10度だが、熱海は2度である。この12-15度の温度差は老人にはすごく大きいといえるし、暖房コスト、住宅コスト、運転の安全性の差異(タイヤ交換の有る無しと雪と路面凍結の危険度)など、総合的に日常生活の利便性比較をすると海岸線から少し登った(100メートルあれば南海トラフの津波が来ても安全ね)湘南から熱海は爺さん婆さんには無論当面は「買い」なんじゃないのかと思う。軽登山できる山もあるし、、。
トルクが太いV8有れば30度の傾斜もラクチンだしさ、、。

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